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クオッカ
学名:Setonix brachyurus
カンガルー目 カンガルー科
生息地:オーストラリア南西部
特徴
クオッカは、2.7〜4.2kgほどの小型のカンガルー。専用の機械を使って、放飼場の温度・湿度・照度・紫外線量を測定しています。
研究活動もしています
あまり表に出ることはありませんが、当園では毎年、大学などの研究機関と共に研究活動を行っています。中でも麻布大学とは数年前からいっしょに研究活動を行い、クオッカ、フンボルトペンギン、キリン、マヌルネコ、ウシなどさまざまな動物の生体を調査しています。
今回は、その中でも1年という長期間にわたり続けている「クオッカの研究」について紹介します。クオッカには、放飼場を活発に歩き回る日と、あまり放飼場に出たがらない日があります。担当飼育係はその行動の理由を、気温や日差しの影響と予測。そしてその予測の検証を、麻布大学にお願いすることにしました。季節の影響も見るため、現在、1年間分のデータを集めている最中です。
クオッカ舎では、終日録画している映像を使って観察しています
動物と環境の関係を科学的に研究
調査では、日陰と日向の気温・湿度・照度・紫外線量・風速などを測定し、クオッカが展示時間中どこで過ごしているかを調べることで、クオッカにとってどんな環境がその行動に影響をあたえているのかを科学的に調査しています。
観察やデータ解析は大変ですが、科学的な理由が分かれば、今後の飼育管理や展示方法にも活用できる貴重なデータになります。来年度には結果が出る予定です。お楽しみに!
風速計のデータを確認する学生
こども動物自然公園ニュース
クオッカの子どもの名前が「チャコ」に決定!
2022年12月に初めてその姿をお披露目したクオッカの子ども。お父さんの「チャメ」とお母さんの「リコ」が来園してから6頭目の子どもです。3月にみなさんから募集した中から、名前が「チャコ」に決定しました!
当園の新しい仲間にぜひ会いにきてください。
写真提供:埼玉県こども動物自然公園
埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/
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