【竹島水族館だより】砂の上で生活するウニ「バサラブンブク」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
愛知
動物園だより
2023.05.08

【竹島水族館だより】砂の上で生活するウニ「バサラブンブク」

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バサラブンブク

学名:Heterobrissus niasicus
ブンブク目 ヘンゲブンブク科
生息地:熊野灘以南、インド、西太平洋域 水深:125ⅿ~470ⅿ

頑丈なトゲで身を守ります

砂の上で生活するウニ

不正形類というウニのグループで、ヘンゲブンブク科に属しています。2019年に和名が提唱され、ブンブクというウニの仲間では型破りな生態や形態にちなみ「型破りや派手」という意味のバサラという名前があてられたようです。また、昔話にある「分福茶釜」のタヌキが化けた茶釜が名前の由来と考えられています。

ブンブクの仲間は砂の中にもぐるものが多いですが、バサラブンブクは砂にはもぐらずに砂の上で生活しています。正形類(ムラサキウニなどいわゆる普通のウニ)のようにとげを持ち、外敵から身を守っていると考えられています。形は上から見ると卵型で、大きさは12㎝ほどになりかなり大型です。

体は赤い

なかなか見られない不思議な姿

竹島水族館では何度か展示を行っていますが、1年を通して一度も見ることができないこともあるくらい、めずらしいウニです。体が大きく、目立つのでお客さんの目を引きますが、ほとんど動かないので死んでいるのではないかと心配になることもよくあります。

たまに肛門を突き出してふんをしていたり、目をはなすと移動したりしています。竹島水族館で初めて見たときは、弱って内臓が出てしまったのかとおどろいてしまう人もいます。

カラの直径は12cmほど

竹島水族館ニュース

「メダカすくい」

竹島水族館前にて大人気の「メダカすくい」を今年も開催します。当日は愛知メダカ愛好会が、メダカの即売会も行うので、メダカの上手なお世話の仕方なども学ぶことができます。また、水族館内ではメダカ展も実施しているので、メダカについてあまり知らない方もぜひのぞいてみてくださいね。

期間:5月5日(金・祝)~5月6日(土)


写真提供:竹島水族館

竹島水族館
〒443-0031 愛知県蒲郡市竹島町1-6
TEL 0533-68-2059
https://www.city.gamagori.lg.jp/site/takesui

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