目次 [非表示]
タンチョウ
学名:Grus japonensis
ツル目 ツル科
生息地:日本、中国、ロシア、朝鮮半島
かみね動物園ではオスの鶴夫(左)と鶴正(右)の2羽のタンチョウを飼育しています。
実はいろいろな所に生息するタンチョウ
学名は日本のツルという意味を持つタンチョウですが、日本の固有種ではありません。日本以外にもロシア・中国・朝鮮半島にも生息しています。日本では北海道にのみ生息しています。海外に生息する群れが定期的に長い距離を移動する「わたり」を行う一方、日本の群れは留鳥といい、1年中同じ地域にすむため、年中観ることができます。そのため「北海道の鳥」に指定されており、またアイヌの方々にはサロルンカムイ(湿原の神)と呼ばれ信仰の対象となっています。
名前の通り、赤い頭が特徴です
かつては絶滅したと考えられていた
タンチョウは日本昔話に登場するなど、古くから日本人に親しまれてきました。現在となっては北海道でしか見ることができませんが、江戸時代までは関東地方でも見られたようです。しかし、明治時代に入り乱獲などで急激に数を減らし、大正時代には絶滅してしまったと考えられていました。その後、北海道の釧路湿原で再発見され、保護活動が行われるようになりました。
現在では1000羽をこえる数が確認されていますが、交通事故や電線との衝突事故、生息地の開発等で数が少なくなっています。古くから日本人と共存してきたタンチョウ。これからもその姿が見られる社会にしていきましょう。
アジをくわえる鶴夫
日立市かみね動物園ニュース
チンパンジーの森をつくろう【第14回植樹祭】開催!
5月27日(土)、今年で14回目をむかえるイベント「チンパンジーの森をつくろう」を開催します。みなさんに樹木や苗木を持ち寄っていただき、豊かな森を目指してチンパンジーの運動場に植樹していくイベントです。くわしくはHPをご覧ください。
写真提供:日立市かみね動物園
日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。