【小諸市動物園だより】どんな動物？「パンダマウス」｜地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア

パンダマウス

学名： Mus musculus
齧歯目：ネズミ科

パンダのような白黒のぶち模様があり、体の長さは12～14㎝（しっぽの長さふくむ）、体重は約20～30ｇと小さな体です。しっぽは体より長く、毛が生えていません。

パンダマウスってどんな動物？

ハツカネズミを改良した品種のため、野生にはいません。江戸時代から飼育されていたという記録も残っていて、基本的には夜行性です。繁殖能力がとても高く、妊娠期間が約20日と短く1回に4～10ぴきの赤ちゃんを産むことができます。赤ちゃんは体の毛がほぼ無い状態で生まれてきて、約1カ月するとはんしょくできるようになります。最近はパンダマウスをペットとして飼育する人も増えています。

リンゴやキャベツ、サツマイモなどを食べる

パンダマウスとモルモットのちがい

パンダマウスとモルモットは同じネズミの仲間ですが、たくさんのちがいがあります。1つ目はしっぽです。パンダマウスは高い所でもバランスを取ったり、体温調節を行ったりするため、長いしっぽがありますが、モルモットにはしっぽはありません。その理由は、モルモットは地面で生活するためしっぽでバランスをとる必要がないからだといわれています。
食べ物もちがいます。パンダマウスは雑食なのに対し、モルモットは草食です。また、パンダマウスの寿命は1～1年半ととても短いのに対して、モルモットは5～8年です。他にもちがいはたくさんありますが、動物を飼うときはその動物の特徴などを理解した上で飼育をすることが大切になります。小諸市動物園は、モルモットとパンダマウスの展示場が隣り合わせなので近くでちがいを見つけることができます。ぜひ、かわいいモルモットとパンダマウスに会いに来てください。

生まれたばかりの赤ちゃん