【埼玉県こども動物自然公園だより】動かないのは警戒しているから「マーラ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
埼玉
動物園だより
2023.04.10

【埼玉県こども動物自然公園だより】動かないのは警戒しているから「マーラ」

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今月のどうぶつ・・・マーラ

学名:Dolichotis patagonum
偶蹄目 齧歯目テンジクネズミ科
生息地:南アメリカ

特徴

とてもかわいい顔つきのマーラ。園では常にだれかが警戒ポーズをしています。

動かないのは警戒しているから

マーラはアルゼンチンのパンパ(温帯の草原)に生息しています。広い草原では、いち早く天敵に気づいてにげる必要があります。そのために小さな音も聞きのがさない大きな耳と、速く走るための細長い足を持っています。

ときには、お座りポーズでじっと動かないときも。そんなときにはお客様から「ぜんぜん動かない」なんて言われることもありますが、これは警戒のポーズです。周りに危険がせまっていないか確認しています。ただ、いつでも警戒しているわけではなく、暖かい日には横になって日向ぼっこをしています。

のんびりリラックス

仲間とケンカすることもあります

見た目はおとなしそうなマーラですが、意外と攻撃的な一面もあります。近くに気に入らないマーラがやって来ると相手の背中にかみつくことがあります。オス同士の場合は特に激しく、するどい切歯(前歯)をむき出しにして、かみ合い(取っ組み合いに見えます)のケンカをすることがあります。こういったケンカを見ると、ケガをしないかいつもハラハラします。

マーラの飼育担当になって魅力的な部分をたくさん感じるのですが、なかなか伝わらないのがくやしいところです。もっとマーラを知ってもらえるよう、SNSなどを活用してどんどん発信していきたいと思います。


前足の長いつめで上手に巣穴をほります

こども動物自然公園ニュース

目標達成!たくさんの応援に感謝!

こども動物自然公園では、動物たちの安全で健やかな生活のために、昨年6月からサポーター募金を募集していましたが、おかげさまで目標金額300万円を達成することができました。寄附金は、グンディやミナミコアリクイ、カピバラなどの動物たちの暮らしに活用しています。


写真提供:埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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