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シロフクロウ
フクロウ目 フクロウ科
【生息地】ユーラシアと北アメリカの北極圏
おびひろ動物園では、オス4羽、メス5羽を飼育しています。
「ハリーポッター」に登場するフクロウ
シロフクロウは、フクロウ目フクロウ科に分類されるフクロウの中では大型の鳥類です。映画の「ハリーポッター」で主人公が飼っている全身真っ白なフクロウといえば、思いうかぶ人も多いと思います。
野生のシロフクロウは、普段は北極周辺のツンドラ地帯のあまり木の生えていないすずしい地域に生息しています。繁殖期の5~9月は北極圏まで北上し、その後、南に移動します。そのときに北海道の高い山で、ごくまれに観測されています。暑さに弱く、寒さに強いため、北海道の動物園で飼育するのにぴったりです。
フクロウは夜に活動するイメージがありますが、シロフクロウは日中に活動します。北極園では1日中、太陽がしずまない「白夜」のもとで生活しているため、日中に活動するように進化したと考えられています。フクロウの仲間は目の色で活動する時間帯が異なります。目の色は虹彩と呼ばれ、黄・オレンジ・黒の3色で、シロフクロウの目は黄色です。黄色は昼間、オレンジ色は朝方や夕方、黒色は夜に行動します。
真っ白な体に黄色い目のオスのシロフクロウ
雪のように真っ白なオスのシロフクロウ
メスはオスより体が大きく、ヒナのときは灰色で、成長すると黒色や茶色のまだら模様になります。オスは大人になるにつれて、全身が真っ白に変わります。真っ白な体は雪の中にとけこみ、敵から身を守る保護色となっています。
主に小型鳥類やネズミ、昆虫を食べる肉食です。動物園では、マウスと冷凍ヒヨコをあたえています。大きさによりますが丸のみすることが多く、消化されない骨や羽は、はきもどします。そのかたまりを「ペリット」と呼び、フクロウのお腹の掃除に役立っています。
メスの体は黒や茶色のまだら模様
おびひろニュース
動物園の豆まき
節分が近くなると、ニホンザルに1年間の幸せを願いながら落花生をあたえています。自分の年の数だけ豆を食べることで、体が丈夫になって病気になりにくいといわれています。落花生はニホンザルの大好物なので、自分の年以上に食べているようです。
教えて! 飼育員さん
飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!
質問
クマはなぜ、街にでてくるの?
答え
本来は奥深い森林で暮らし人や車をおそれ、街には近づかない動物でした。最近は、道内各地でヒグマの目撃情報が増え、人をおそれない「新世代クマ」が問題となっていますが、はっきりとした原因は分かっていません。クマのことを正しく知り、ごみをポイ捨てしない、食べ物を屋外に置かないなどして、クマをおびきよせないようにしましょう!
協力・監修:おびひろ動物園
おびひろ動物園
北海道帯広市字緑ヶ丘2
TEL 0155-24-2437
https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/zoo
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