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長野県では持続可能な社会を目指して、みんなが環境問題を幅広く学ぶ取り組みをしているよ。今回は、子どもから大人まで参加できる「信州環境カレッジ」をいっしょに見ていこう。
学ぶことは初めの一歩
今、地球では、地球温暖化をはじめとするたくさんの環境問題が起きているんだ。環境問題を防ぐために私たちができることは何だろう? 環境問題を「学ぶこと」は、私たちに何ができるかを考え、行動するための初めの一歩になるよ。
「信州環境カレッジ」って知ってる? 環境問題のことを学び、持続可能な社会を目指した行動に移していくために、長野県が行っている取り組みだよ。子どもから大人まで、さまざまな世代に環境問題に関する学びを提供しているんだ。
信州環境カレッジのホームページでは、地域でNPO団体などが広く参加者をつのって開催する「地域講座」や、学校の授業の中で開催する「学校講座」(左の囲みを見てみよう)の情報を掲載しているよ。みんなの中には、学校講座を受けたことがある人もいるかもしれないね。
地域でも学校でも幅広く学べる
では、どんなことを学べるのだろう? 地域講座では、住宅の省エネ講座や川の生き物観察、段ボールで作るコンポスト体験などが開催されたり、学校講座では、SDGsや気候変動、森、海のことなど約100種類の講座があったりと、幅広いテーマで学ぶことができるんだ。その他、WEBで気候変動のことを学ぶことができる「信州ゼロカーボンWEB講座」も開設しているよ(下の囲みを見てみよう)。
親子でいっしょに参加できる講座もあるから、信州環境カレッジのホームページをぜひチェックしてみよう。学ぶことは、地球を守り、みんなの未来をつくるための力になるよ。
WEBで地球温暖化を学ぼう
信州ゼロカーボンWEB講座
いつでもどこでも、スマートフォンやパソコンから地球温暖化のことを学ぶことができる講座だよ。動画を見たら、理解度を確認するために、クイズに答えてみよう。その後は、「信州ゼロカーボン検定」に挑戦することもできるよ。 高得点を取って「博士」を目指そう!
信州環境カレッジの学校講座を見てみよう!
ここでは、小学校での取り組みを紹介するよ。
飲み終わったペットボトルを使った工作教室
佐久市立佐久平浅間小学校
工作クラブ活動 4〜6年生
飲み終わったペットボトルを使って、桜の花びら状の回転翼を回す遊び道具を作ったよ。また、プラスチックが海に流れて小さな破片になり、魚が食べてしまい生物にえいきょうをあたえるマイクロプラスチックについてのDVDを見て学んだよ。
ウグイ放流と水質調査(水辺の環境観察会)
佐久市立高瀬小学校 6年生
夏休みに、児童たちと先生が学校で飼育したウグイ(150ぴき)を湯川に放流し、あみで生き物探しをしたよ。また、テストキットを使って、湯川の水質のよごれ具合を調査。最後は、忘れずに川のごみ拾いをしたよ。
知ることから始めよう
「うんこドリル地球温暖化(長野県編)」
うんこ先生が出す問題に答えながら、地球温暖化はなぜ起きるのか、私たちができることは何かを学ぶことができる、主に小学1〜4年生向けに作られた冊子だよ。小学校での地球温暖化を学ぶ授業などで、使われ始めているよ。
>>> 「うんこドリル地球温暖化(長野県編)」のHPはこちらから
行動しよう
「2050信州ゼロカーボンチャレンジ」
地球温暖化を防ぐために2つのプログラムに挑戦する取り組みだよ。1つ目は、家で省エネに取り組むよ。2つ目は、5つのテーマから2つ選び、ゼロカーボンに向けてできることを調べたり考えたりするんだ。小学5年生〜中学生が対象で、2022年の参加者は、1,695名だったよ。2023年も6月に募集を始める予定だから、挑戦してみよう。
参加した小学生からの感想
監修:長野県環境部環境政策課 長野県環境保全協会
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。