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ゴマフアザラシ
学名:Phoca largha
哺乳類食肉目 アザラシ科
生息地:オホーツク海、ベーリング海、北日本、黄海など
体は短い毛でおおわれていて、ぬれているとつるつる、かわいているとふさふさとしたはだざわり。
赤ちゃんアザラシが 大人になるまで
体長が約1.6m、体重は100㎏程まで成長するゴマフアザラシ。メスとオスの大きさはほとんど変わりません。赤ちゃんは白い産毛におおわれて産まれ、母乳を飲んで育ちます。生後2~4週間程で産毛がぬけ始め、大人と同じゴマフ模様が見え始めます。そしてこの時期に乳ばなれして独り立ち。生きた魚を追いかけてつかまえ、遊びながら魚がごはんだと覚えていきます。
自然界のアザラシは、魚の他にイカや貝類などを食べていますが、当館では、アジ、サバ、ホッケの3種類の冷凍のえさをあたえて、食べる練習をしています。飼育員の手から上手に食べられるようになったら、種類や量も変化していきます。
ゴマフ模様が見え始めた赤ちゃんアザラシ
歯のしくみと当館での取り組み
ゴマフアザラシには32本の歯が生えています。この歯は、魚をつかまえて丸飲みするときに、魚をくわえて一気にのどに入らないようにするのに役立ちます。自然界のアザラシは魚をつかまえることで歯茎に刺激を受けていますが、水族館のアザラシは歯茎を使う場面がほとんどありません。そのため、当館で暮らすメスのゴマフアザラシ「ももこ」は口を大きく開けて歯みがきをし、歯肉炎などの病気から歯茎を守っています。
歯みがきをしている「ももこ」
かもすいニュース
加茂水族館で暮らすゴマフアザラシ
当館では、オス2頭・メス7頭の計9頭、2才から31才まで幅広い年齢層のゴマフアザラシを飼育しており、うちメス4頭が「ひれあしプール」で暮らしています。えさを食べたりねたりしているアザラシたちは、顔や体の大きさ、模様などがそれぞれちがいます。会いに来てください!
写真提供:加茂水族館
鶴岡市立加茂水族館
〒997-1206 山形県鶴岡市今泉大久保657-1
TEL 0235-33-3036
https://kamo-kurage.jp
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