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ミナミシロサイ
学名: Ceratotherium simum simum
奇蹄目 サイ科
生息地:アフリカ中南部
ミナミシロサイにとって、どろ浴びは天然の日焼け止め、防虫剤などの役割があります。どろ浴びによって、はだのかんそうを防ぎ、寄生虫を落とすなど、皮膚を守っています。
角はのび続ける
密猟で数が減少
サイの特徴といえば、大きな角。この角は人間のかみの毛やつめと同じ「ケラチン」というタンパク質からできています。そのためかみの毛のようにのび続け、つめのようにヤスリのような物でけずることもできます。
この角により、ミナミシロサイは絶滅の危機にあります。禁止されているにも関わらず、アフリカではサイの密猟が後を絶たず、角が高い値段で売買されています。昨年1年間で南アフリカ共和国だけで約500頭のミナミシロサイが密猟のため殺されており、現在野生での生息数は約15000頭。準絶滅危惧種に指定されています。
のび続けるサイの角
2頭とも大きく成長
いつもいっしょにいる
福岡市動物園では、オスの「ミライ」とメスの「ミナミ」を2019年12月から飼育しています。2頭とも好きなブラッシングをするときには、場所の取り合いのため角のつき合いがよく起こります。3年前はミナミの方がミライよりも体が大きかったのですが、最近ではミライがミナミよりわずかに大きくなっています。
2頭はとても仲が良く、いっしょにえさを食べて、並んで休息して、どろ浴びをして、時折運動場をかけ回る姿を見せてくれます。仲良くいっしょに生活して、成長している2頭をぜひ見に来てください。
仲良くえさを食べる2頭
ふくおかニュース
「バックヤードからの写真展」開催
3月5日(日)~3月21日(火・祝)動物園スタッフがさつえいした「バックヤードからの写真展」を開催し、人気投票を行っています。
お客さまは立ち入ることができないバックヤードから写した動物たちの様子や、普段なかなか見ることができない動物たちのリラックスした姿など、スタッフならではの写真をぜひお楽しみください。
写真提供:福岡市動物園
福岡市動物園
〒810-0037 福岡市中央区南公園1-1
TEL 092-531-1968
https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/
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