【京都市動物園だより】ユーモラスな直立姿勢実は大事な理由があるよ「ミーアキャット」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
京都
動物園だより
2023.03.13

【京都市動物園だより】ユーモラスな直立姿勢実は大事な理由があるよ「ミーアキャット」

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ミーアキャット

学名:Suricata suricatta
食肉目 マングース科
生息地:アフリカ南部の乾燥した草原

寒い季節はグラウンドにストーブを置いています。 並んで暖まる「ロック」(手前)と「ホック」(奥)。

ユーモラスな直立姿勢
実は大事な理由があるよ

後ろ足でヒョコッと立ち上がる姿でおなじみのミーアキャット。この姿勢をとる理由の1つは、外敵がいないか周囲を見張るため。長いしっぽは、直立するときバランスを取るのに役立ちます。もう1つは寒いときに体を温めるため。天気の良い日は、お腹を太陽に向けて日光浴をする姿がよく見られます。

日光浴しながら座りこむ「オラック」

穴ほりが得意!意外なハンターの一面も

野生下ではトンネル状の巣穴をほり、群れで暮らします。三日月型の黒い耳は、穴をほるときに土が入らないよう閉じることができます。

野生の群れでは基本的に、子どもを産むのは、優位のオスとメスのペア1組のみです。他のメンバーは子守りや授乳を助け、群れ全体で子どもを育てます。

食性は雑食で、植物や果実も食べますが、野生では、は虫類や昆虫(特にサソリ)を好み、つかまえて食べます。 「ミーアキャット」という名前はオランダ語の「湖(Meer)」と「猫(kat)」を合わせた古いドイツ語が語源といわれています。

かわいいだけじゃない いろいろな姿を観察しよう

当園にはメスのミーアキャットが3頭います。名前は「ホック」「ロック」「オラック」。現在、群れの最優位にいるのは、体が一番大きいホックです。オラックはホックの子どもですが、成長とともに母親やロックと争うようになりました。3頭の関係が落ち着くまで、組み合わせを入れ替えながら展示しています。

オラック(奥)とホック

きょうとニュース

夜の動物園ってどんなの?

◆春の夜間開園
2023年4月1日(土)と2日(日)、毎年好評の春の夜間開園を行います。 開園時間をいつもより3時間延長し、午後8時まで開園します(入園は午後7時30分まで)。

毎年この時期は園内の夜桜もきれいです。昼間とちがう動物たちの様子や、春の夜ならではの動物園の雰囲気を楽しみに来てくださいね!


写真提供:京都市動物園

京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/
協力・監修/京都市動物園

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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