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横浜市環境科学研究所では、横浜市立小学校 約340校の小学生を対象にした『こども「いきいき」生き物調査』を2013年から行っています。10年目となる今回の調査では、159校、10,552人の小学生が回答、参加児童数はのべ10万人をこえました。
今回はツバメの巣、リス、カワセミ、ノコギリクワガタ、アマガエル、つくし、アライグマ、タヌキ、ハクビシンの9種類の生き物を対象に、過去1年間に家や学校の近くで見かけたり、鳴き声を聞いたりした生き物に◯を付けるという方法で調査を進めていきました。
その結果、ノコギリクワガタ、アマガエル、つくしの確認率が減少し、中でも、アマガエルは市全体の確認率が37%と、2018年の42%から大きく減少しました。
一方で、生息範囲の拡大が心配されていた外来種のクリハラリス(タイワンリス)の確認率は41%と、2019年の調査とほぼ同じ結果に。生息拡大は落ち着いているように見えます。
毎年、1万人以上の児童が参加し、非常に精度の高い調査結果が得られている『こども「いきいき」生き物調査』は、来年以降も行う予定だそうです。調査開始が決まったら、ぜひ協力してくださいね!
横浜市環境創造局環境科学研究所
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エコチル編集部
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。
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