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今月の動物:ヤマアカガエル
学名: Rana ornativentris
生息地:本州、四国、九州、佐渡島
無尾目 アカガエル科
アカガエルの仲間
ニホンアカガエル (ヤマアカガエルに よく似ている) |
ツチガエル (イボイボが特徴的) |
横浜市と連携し、カエル類の保護活動を進めています。
横浜で暮らす ヤマアカガエル
ヤマアカガエルは平地から山間部の水田や湿地などで暮らすカエルです。その名が示すように、成体は森や林の中で見られることも多く赤茶色の体色をしています。
よく似た種類にニホンアカガエルというカエルもいますが、目の後ろから背中にかけての線が曲がっていることで見分けることができます。ニホンアカガエルの方がやや開けた田んぼや草原で暮らしていることが多く、見た目が似ていても好む環境が異なっているようです。
ヤマアカガエルは横浜でも見られますが、開発や環境の変化により生息に適した森や、繁殖可能な水場が減少しています。横浜市の生息地は10数カ所といわれています。
水場で見られるタマゴ
金沢動物園での繁殖の様子
金沢動物園など、円海山周辺の緑地は横浜の中でもヤマアカガエルの多く暮らす地域です。動物園内の水場にも毎年数百ぴきのカエルが産卵に集まります。
画像動物園内のオタマジャクシ (3月ごろ)
1月下旬から2月ごろ、まだ寒い季節に他のカエルより早くヤマアカガエルの産卵が始まります。卵は2週間ほどで孵化し、小さなオタマジャクシが見られるようになります。
オタマジャクシは藻などを食べながら大きくなり、6月ごろになると子ガエルとなって水場をはなれ、森に移動していきます。
数年後、子ガエルのうち数ひきは大人になって水場に帰ってまた繁殖してくれるでしょう。
かなざわニュース
動物園で楽しくSDGzoo
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写真提供:金沢動物園
金沢動物園【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】
〒236-0042
横浜市金沢区釜利谷東5-15-1
TEL 045-783-9100
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/kanazawa/
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