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みんなの身近な場所で、花や緑に関する取り組みを市一丸となって進め、花と緑にあふれる“環境先進都市横浜”の実現を目指している横浜市。都市を緑化すると、どういった良いことがあるのかな? 早速、見ていこう!
都市に緑を増やそう!
横浜市のような都会は緑が少なく、ビルや道路が多いため、太陽の熱でコンクリートなどがとても熱くなってしまうよ。その熱は、熱いまま大気中に放出されるため、夜になっても気温はなかなか下がらず、自動車やエアコンなどからもたくさんの熱が出ているため、都市の中心部は気温が余計に高くなってしまうんだ。
このように、都市の気温が周囲よりも高くなる現象のことを、ヒートアイランド現象と呼んでいるよ。 このヒートアイランド現象を少しでも和らげようと、注目されているのが緑化なんだ。緑化とは、建物の屋上や壁面、公園などに草や木といった植物を植えることで、横浜市では1973年から「緑の環境をつくり育てる条例」を制定し、市内の緑地の保全と緑化の推進を義務付けているよ。また、「緑豊かなまち横浜」の未来のために、2009年から「横浜みどり税」を実施し、地域で愛される並木を再生したり、緑や花のある魅力ある空間づくりを進めたりもしているよ。
町が緑であふれると、緑を目にすることによるストレスや緊張の緩和、防災機能の向上なども期待できるんだ。さらに、花や緑による美しい町並みや公園、自然豊かな里山など、横浜ならではの魅力を発信することで、多くの人が横浜を訪れ、町の活性化やにぎわいの創出につながるよ。
おうちでもできる緑化
こういった緑化は、大きな施設や町単位だけではなく、みんなの身近でもできるよ。代表的なのが、ゴーヤや朝顔、キュウリなどで緑のカーテンを作ること。他にも、ベランダや窓辺に観葉植物を置いたり、プランターや花だんで野菜やお花を育てたりなど、緑を身近にする方法はたくさんあるよ。ぜひ、おうちで植物を育てたり、置いたりしてみてね!
そして、緑の大切さを認識しながら、緑を守り、楽しめる知識を深め、緑がもたらす快適で豊かな暮らしがある町づくりを進めるために、横浜の町を舞台に美しい花と緑をネックレスのようにつなぐ「ガーデンネックレス横浜2023」が、3月25日(土)から6月11日(日)まで開催されるよ。緑と花であふれる横浜をぜひ楽しんでね。
ヒートアイランド現象のしくみ
緑化の効果あれこれ
緑化には、ヒートアイランド現象を和らげる以外にも、こんな効果が期待されているんだ。
大気汚染を和らげる |
災害の防止につながる |
生物多様性や生態系を守る |
生活にうるおいや安らぎをあたえる |
こんな所で都市緑化!!
町中でよく目にする緑化されている場所を紹介するよ。みんなのおうちの近所にもあるかな?
建物の屋上・壁面に緑を植える
屋上や壁面が緑化されていると、建物内への熱の浸入をおさえることができ、エアコンの効率が良くなるんだ。その結果、温室効果ガス(CO₂)の排出をおさえることができるよ。
公園に木を植え、ビオトープなどを設置
ヒートアイランド対策の他、緑があることで、レクリエーションの場となったり、リラックス効果を得たりもできるんだ。また、生物生息地の保全の意味合いも大きいよ。
街路樹を植える
街路樹は夏の日差しを和らげて、周囲の気温上昇をおさえるだけでなく、車と歩行者をきちんと分ける交通安全の面や、火災時の熱吸収・低減による延焼防止の効果もあるよ。
【参考】
気象庁「ヒートアイランド現象」
環境省「温室効果ガス排出抑制等指針」
協力:横浜市環境創造局 みどりアップ推進課
\ 遊びに来てね!! /
ガーデンネックレス横浜2023
みなとエリア[臨海都心部]
期間 3月25日(土) 〜6月11日(日)
場所 山下公園/港の見える丘公園/日本大通り/横浜公園/新港中央広場など
里山ガーデン [里山ガーデンフェスタ]
期間 3月25日(土) 〜5月7日(日)
場所 横浜市旭区上白根町1425-4(よこはま動物園ズーラシア隣接)
>>> 「ガーデンネックレス横浜」 公式HPはこちらから!!
主 催 : 横浜市
運営主体 : ガーデンネックレス横浜実行委員会
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