【円山動物園だより】レッサーパンダはパンダの仲間?「シセンレッサーパンダ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
動物園だより
2023.03.13

【円山動物園だより】レッサーパンダはパンダの仲間?「シセンレッサーパンダ」

目次 [非表示]

シセンレッサーパンダ

ネコ目/レッサーパンダ科
【生息地】インド北東部、中国(四川省西部)、ネパール、ブータン、ミャンマー北部

円山動物園にはオス2頭メス2頭がいます。

レッサーパンダはパンダの仲間?

シセンレッサーパンダは、標高の高い所にある森林や竹林に生息しています。冬に雪が積もっても、えさとして利用することができるササを主に食べています。その他、タケや小動物、昆虫なども食べる雑食性です。パンダと名前に入っていますが、ジャイアントパンダの仲間ではありません。もともとパンダはネパール語で「ササを食べる者」という意味で、ジャイアントパンダが見つかる前は、レッサーパンダのことを指していました。ところが、ジャイアントパンダが有名になるにつれて、レッサーパンダは「小さい(レッサー)パンダ」と呼ばれるようになりました。

第6の指といわれている種子骨を人間の親指のように使って、物をつかみます。長いしっぽでバランスを取りながら木の上を自由に歩き回り、するどいかぎづめと種子骨をうまく使ってえさをとります。

ササが大好き!


太く長いしっぽも特徴

秋田市から「小百合」がやって来ました!

円山動物園では、昨年11月に秋田市大森山動物園からメスの小百合をむかえ入れました。来園した当時は少しやせ気味でしたが、現在はしっかりと肉がつき、飼育中の4頭の中で一番大きくなりました。ササを中心に、リンゴやニンジン、ペレットなどをあたえていて、えさの時間には食べている様子を間近で観察することができます。

飼育している4頭は、性格や顔付き、しっぽの長さがそれぞれ全くちがい、体の大きさや体色で見分けることができます。どこがちがうのか観察してみてください。

雪の上でも元気いっぱい

まるやまニュース

「君は動物探偵!円山動物園謎解きクイズラリー」を開催!

今年、G7サミットの関係閣僚会合「気候・エネルギー・環境大臣会合」が札幌で開催されるのを記念して、北海道に生息する生き物をテーマとしたクイズラリーを開催するよ。動物園内のパネルを見て謎解きにチャレンジしよう。記念品ももらえるので、ぜひ参加してね!

期間:3/19(日)~26(日)
※3/22(水)は休園日

>>>くわしくはこちら

教えて! 飼育員さん

飼育員さんが、みんなからの質問に答えるよ!

質問

どうしてふくろうの首はまわるの?

答え

フクロウの首の骨は14個もあるため、首をよく回すことができます(人間は7個)。フクロウは夜にかりをするため、わずかな光も取りこめるように大きな目を持っていますが、人間のように目を動かすことができません。その代わりに首を回して周りのものや音を確認しているのです。フクロウが見た方向に何があるのか気にしてみると、フクロウが感じている世界を想像できるかもしれません。


札幌市 円山動物園
札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
TEL. 011-621-1426
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3