【埼玉県こども動物自然公園だより】乳しぼり体験をするために「ウシ(ホルスタイン)」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
埼玉
動物園だより
2023.02.13

【埼玉県こども動物自然公園だより】乳しぼり体験をするために「ウシ(ホルスタイン)」

目次 [非表示]

ウシ(ホルスタイン)

学名:Bos taurus
偶蹄目 ウシ科
生息地:世界中

特徴

白黒まだらのウシで、日本で一番飼われています。乳量が多く、1年に1Lパック1万本もしぼることができるウシがいます。

乳しぼり体験をするために

みなさんは乳しぼり体験をしたことがありますか?今回は、乳しぼり体験をするために、動物園ではウシにどんなことをしているかを紹介します。

まず、デビュー前のウシには必ず馴致(慣れさせること)をします。そこで大切なのは、展示搾乳場がいやな場所でないことを分かってもらうことです。初日は、展示搾乳場に行ってえさを食べて帰ってくるだけ、それを覚えたら食べ終わった後に展示搾乳場で待つことをして、それに慣れたら搾乳をします。

そしてウシの様子を見て大丈夫だと判断してからデビューさせます。個体差はありますが、ほとんどのウシが1週間程の馴致でデビューでき、ウシの家畜としての適応能力を感じます。

最初はえさを食べるだけ

繁殖時期と血筋を選ぶ

次に乳しぼり体験に合わせた繁殖です。赤ちゃんを産んで、ミルクを出せるようになったウシが乳しぼり体験に出るのですが、ウシへの負担が無いように、乳量が少なくなる産後5カ月くらいに乳しぼり体験に出られるように調整して繁殖計画を立てます。

そして最後に、しぼりやすいおっぱい作りです。ウシの繁殖は人工授精で行っており、できるだけ手でしぼりやすい乳頭(手でしぼる所)になるように、なるべく乳頭が長めの血筋から選んでいます。みなさんもぜひ乳しぼりを体験して、ウシの温かさや牛乳のありがたみを感じてみてください。


ホルスタインの乳頭

こども動物自然公園ニュース

5園国コラボ企画「第11回 カピバラ長風呂対決」を開催しました!

1月7日(土)に、伊豆シャボテン公園、長崎バイオパーク、那須どうぶつ王国、いしかわ動物園と当園のコラボイベントとして、それぞれの代表カピバラがお風呂につかる長さを競いました。当園からは「イリサ(メス)」が出場し大健闘!1時間42分23秒で第4位となりました。昨年は8分58秒だったので、かなりの記録更新となりました!


写真提供:埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3