【福岡市動物園だより】体長の半分がしっぽ 別名は、クマネコ「ビントロング」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
福岡
動物園だより
2023.02.13

【福岡市動物園だより】体長の半分がしっぽ 別名は、クマネコ「ビントロング」

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ビントロング

学名:Arctictis binturong
食肉目 ジャコウネコ科
生息地:インド北東部、東南アジアなど

ビントロングの太いしっぽは力が強く、木から下りるときにしっかりと木に巻き付けることで、頭の方から地面に下りることができます。

体長の半分がしっぽ
別名は「クマネコ」

ビントロングは、インド北東部や東南アジアなどに生息しています。長くて太いしっぽが特徴で、体長150㎝~200㎝のうち、約半分の長さをしっぽがしめています。ジャコウネコの仲間で、その外見から、別名「クマネコ」とも呼ばれていますが、見た目の通り、ビントロングとはマレー語で「クマのようなネコ」という意味です。

おしり(こう門)の近くに強いにおいの液を出す臭腺を持っています。その臭腺から出すにおいがとても独特で、ポップコーンのような香ばしいにおいがします。

人のかたに乗るのが好きなトロン

野生は木の上で生活
果物やイモを食べる

福岡市動物園では、オスのビーン、メスのトロンとルビーの3頭を飼育しています。ビーンは19才と高齢ですが、食べ物に目が無い食いしんぼうで、おっとりしたタイプです。トロンはとても人なつっこく、人のかたや背中に乗ることが大好きです。ルビーはビーンとトロンのひ孫にあたり、2021年に愛媛県のとべ動物園から来園しました。

野生のビントロングは基本的に木の上で生活するため、食べ物は果実や虫などで、鳥を食べることもあります。福岡市動物園では、バナナ、リンゴ、キウイなどの果物を主食に、トマト、ふかしイモ、馬肉、ゆで卵などもあたえています。

おりにつかまるルビー

ふくおかニュース

アラビアオリックスの名前が決まる

2022年7月に生まれたアラビアオリックスの子どもの名前が「コリー」に決まりました。

インターネットを通じて資金を集める「クラウドファンディング」を通じ、名前を付ける人を募集しました。名付け親の権利を買った人といっしょに発表イベントを行い、名前のお披露目をしました。


写真提供:福岡市動物園

福岡市動物園
〒810-0037 福岡市中央区南公園1-1
TEL 092-531-1968
https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/

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エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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