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キンイロヒラズカナブン
学名:Cyprolais aurata
コガネムシ科 ハナムグリ亜科
生息地:アフリカ(カメルーン、コンゴなど)
金緑色に光るはね
体の色が、見る角度によって変わります
キンイロヒラズカナブンをふくむハナムグリ亜科は、日本をふくむ世界中で多数の種が知られていますが、特にアフリカは、たくさんの種が分布しています。
キンイロヒラズカナブンの大きさは、日本のカナブンと同じくらいか、少し大きいくらいです。特徴は、美しいグリーンのメタリックボディです。見る角度によって、色味が変わります。
さらに、後ろばねにも、金属光沢があります。こちらも見る角度によっては、金緑色に光っているように見えます。オスには、小さいですがカブトムシのように角があります。
メスには角がありません
自分で部屋を作るさなぎ
幼虫は、カブトムシと同じように、腐葉土(昆虫マット)を食べて育ちます。移動のときは、足ではなく、背中の筋肉を使って進みます。土にもぐるときは、とても速いです。
幼虫からさなぎになるとき、土をおし固めて、「土繭」と呼ばれる部屋を自分の周りに作ります。さなぎの期間はそこで過ごし、羽化した後も、しばらくはそこで休眠します。その後、自力で穴を開けて外に出ます。
成虫はたくさんの卵を産むので、昆虫館では、普段はオスとメスを分けて飼育しています。早ければ4カ月ほどで卵から成虫になるため、1年間で3回のサイクルがあります。
土繭の中で過ごすさなぎ
かしはらしニュース
第3の眼!?
昆虫館で飼育しているツダナナフシに、ふしぎな顔をした個体が現れました!これまで何百ぴきも飼育してきましたが、こんなことは初めてです。遺伝子の突然変異による影響と思われます。いつまで生きてくれるか分かりませんが、当面の間、昆虫館で展示する予定です。
写真提供:橿原市昆虫館
橿原市昆虫館
奈良県橿原市南山町624
TEL:0744-24-7246
https://www.city.kashihara.nara.jp/article?id=5c52229d65909e2ebea90610
協力・監修/橿原市昆虫館
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。