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アメリカアカリス
学名:Tamiasciurus hudsonicus
齧歯目 リス科
生息地:北アメリカ
アメリカアカリスが暮らすのは職員手作りのつつ状の獣舎。目の前を走りぬける様子をみなさんが観察できるように工夫しています。
世界で一番さわがしいリス?
かん高い鳴き声から「世界一さわがしいリス」ともいわれるアメリカアカリス。北アメリカの針葉樹林に主にすんでいますが、人が生活する場所や都市部の公園でも見ることができます。アメリカアカリスは樹木の上で暮らし、とびはねる力に優れていて視野が広いので、木と木の間をすばしっこく移動することができます。体は赤茶色で冬になるとさらに明るい色になることも特徴です。
冬でも冬眠はせず、食料を探して1日中動き回ります。木の実や種子、果実、昆虫などいろいろな物を食べますが、シマリスのような頬袋がないので、食べ物を集めて安全な場所まで運ぶことはできません。動物園では、サツマイモやリンゴ、青菜、季節の果実、ヒマワリの種子、クルミ、煮干し、固形飼料などをえさとしてあげています。
キィーキィーと鳴き合ってお見合い
音をたよりに姿を探そう
かみね動物園のある茨城県北地域を流れる那珂川と久慈川沿いには、多くのオニグルミの木が自生しています。秋から冬になると、お客さまからクルミのプレゼントをたくさんいただきます。
この季節、アメリカアカリスの獣舎からカリカリというリズミカルで心地良い音が聞こえてきたら、音をたよりに目をじっとこらして中を見てみてください。クルミをかじっているアメリカアカリスを見つけることができますよ。季節限定の光景を、近くでそっと静かに観察していただけたらと思います。
大事なクルミはかくして後で食べます
日立市かみね動物園ニュース
第9回「かみね・おもしろZOOサロン」
3年ぶりに「かみね・おもしろz00サロン」を開催します。動物や動物園のことを分かりやすくお伝えする恒例イベントで、今回は那須どうぶつ王国の佐藤園長より、「ライチョウ山へ帰る」をテーマに動物園の保全活動についてお話ししていただきます。
2月25日(土)午後1時30分より動物資料館で開催します。
写真提供:日立市かみね動物園
日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。