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今回、お話をうかがったのは、東京都森林組合の木村康雄さんです。森の循環方法を始めとして、森林や林業について、さまざまなお話をしてもらいました。
今月のテーマ:身の回りの木製製品に目をやり、 森について考える
森を次世代に残すには、人の手が加わって山が良くなることが大切!「とうきょうの木」を使い、森をより良くさせたい
東京都森林組合 代表理事組合長
木村 康雄さん
1949年生まれ。大学卒業後、東京都信用農業協同組合連合会(JAバンク東京信連)入会。同組合の代表理事理事長退任後、東京都森林組合 代表理事組合長に就任。現在、東京都治山林道協会 理事、全国森林組合連合会 理事なども兼任する。
もっと自然にふれてほしい
東京都森林組合の木村康雄さんは、子どもたちにもっと自然にふれてほしいと、奥多摩でのキャンプ体験や、幼稚園での木育の実施の他、作文コンクールや講演会など、さまざまな活動をされています。
「みなさんは、身の回りの木がどのようにして育ってきたのか、どこから来たのか、考えてみたことはあるでしょうか? 木はさまざまな過程を経て、大きくなります。そして、使うことで守られる自然もあります。最近、“ナラ枯れ”とよばれる現象が起こっています。これは、まきや炭としてナラの木が使われず、大木になったナラが循環していないことが原因の一つなんです」と、木村さんは教えてくれました。
次の世代に森を残したい
さらに、木村さんはこう続けます。
「プラスチックや化学製品が無いころは、こんなにごみはなかったと思います。少し昔のような生活に目を向けてもらうことで、環境破壊が防げるのではないでしょうか。また、森を次の世代に残し、循環させていくには、人の手が加わって山が良くなることが大切です。『とうきょうの木』を使うことで、いっしょに森をより良くしていきましょう!」
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。