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みんなは「LNG」という言葉を聞いたことはあるかな? LNG(液化天然ガス)や石狩LNG基地のことを、いっしょに学ぼう!
LNGは天然ガスを冷やして液体にしたもの!
LNGは、「液化天然ガス」といって、気体の天然ガスを-162℃まで冷やして液体にしたものだよ。天然ガスをLNGにすると、気体の状態と比べて体積が600分の1になるんだ。だから、大きな船に乗せて、世界各地から一度にたくさんの量を運ぶことができるんだよ。
天然ガスは、石油や石炭に比べて、燃やしたときに出る二酸化炭素の量が少ないから、地球温暖化防止に役立つエネルギーとして注目されているよ!
冷やす(-162℃)▶︎体積は 1/600
二酸化炭素が出る量
「石狩LNG基地」は北海道の大切なエネルギー供給拠点
海外からLNGタンカー(外航船)がやって来る!
石狩LNG基地は、北海道で唯一、海外からLNGを受け入れている基地なんだ。外国から運ばれて来たLNGは、基地の中にある大きなタンクに貯められるよ。石狩LNG基地は、2022年11月で、運転開始から10周年をむかえたんだ。その10年の間、24時間365日休まずに北海道のいろいろな所にエネルギーを送り続けてきたよ。
内航船やLNGローリー車で遠く離れたまちへ
道内の遠く離れたまちには、LNGのまま内航船やLNGローリー車で運んでいるよ。そして、それぞれのまちで都市ガスとして生まれ変わるんだ。
ガス管で道央エリアへ
北海道の中央のエリアには、地面の中にうまったガス管でガスを届けているよ。例えば、札幌市にうまっているガス管の長さは約3,000km。それは日本列島の南北の長さと同じくらいなんだ!
LNGローリー車は「走るガス管」
LNGローリー車の全長は、最大で16.5m! 石狩LNG基地にある出荷場で、約1時間半かけてLNGの積みこみを行うよ。一度に積みこむ量は、最大で15.7t。約730軒の一般家庭が1カ月に使用するガスの量だよ。ガスがたくさん必要になる冬には、1日で50台以上ものLNGローリー車がひっきりなしに出荷場にやって来るんだよ。
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