【埼玉県こども動物自然公園だより】動物園の獣医の仕事|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
埼玉
動物園だより
2023.01.20

【埼玉県こども動物自然公園だより】動物園の獣医の仕事

目次 [非表示]

今月のどうぶつ・・・プーズー

学名:Pudu puda
偶蹄目 シカ科
生息地:チリ、アルゼンチンの一部

他の登場どうぶつ

ベニイロフラミンゴ(左)とチリ―フラミンゴ(右)

動物園の獣医の仕事

みなさんは、こども動物自然公園に来てこの車を見たことはありますか? これは園内用の動物病院の車です。今回は動物園の獣医の仕事についてお話しします。

獣医の仕事はまず、病気やケガをした動物の診察や治療です。動物の病気やケガは、動物たちからのメッセージです。だから治療と同時に、飼育している環境やえさを変える必要があるのではないかなど、そのたびに飼育係と相談しながら改善します。こうした環境作りも仕事なのです。

プーズーを診察中

治療以外の仕事も

次に、病気の予防です。未然に病気を防げるよう、常に状況に気を配らなければなりません。たとえば、高病原性鳥インフルエンザは感染力も病原性も高く、何がなんでも感染から園内の鳥たちを守らなければなりません。担当飼育係と協力して、野生の鳥類から感染しないような場所に移動させたり、ネットを張ったり、消毒を強化したりとさまざまな対策を実施します。


フラミンゴコーナーをおおうネット

さらに、教育に関わる仕事です。例えば小学生に、動物園の獣医の仕事について授業を行い、獣医ならではの視点で、命や自然について伝えています。

他にも、野生下で数を減らしている動物を動物園で飼育・繁殖して個体数を増やすことに関わったり、園内イベントにたずさわったりと幅広い業務を行っています。今度動物病院の車を見つけたら、ぜひ獣医の仕事を思い出してくださいね。

 

こども動物自然公園ニュース

キリンの子どもの名前が決定!

今年8月13日(土)に産まれたオスのキリンの名前がついに決まりました。応募総数2141票のうち594票を獲得した「マリスケ」となりました。父親のマル、母親のリンから一文字ずつもらった「マリ」に、オスっぽい「スケ」を付けて「マリスケ」です。おとなしい性格のマリスケの成長をこれからも温かく見守ってください。


写真提供:埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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