【福岡市動物園だより】見た目が独特な鳥、はだの色は赤と青「ヒクイドリ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
福岡
動物園だより
2023.01.20

【福岡市動物園だより】見た目が独特な鳥、はだの色は赤と青「ヒクイドリ」

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ヒクイドリ

学名:Casuarius casuarius
ヒクイドリ目 ヒクイドリ科
生息地:ニューギニア島、オーストラリア北東部

足にある3本の指先には長さ12cmほどのつめがあります。このするどいつめと脚力で、強力なけりを放つこともあります。

見た目が独特な鳥
はだの色は赤と青

ヒクイドリは、ニューギニアに生息する動物で、密林の中で生活しています。鳥の仲間ですが、ダチョウと同じく飛ぶことをやめ、木々の間を移動することに特化した進化をしています。

見た目も独特で、頭から首にかけてはだが露出していて、はだの色は赤と青といった目立つ色です。さらに、頭の上にはかたいトサカがあり、体は黒い羽根でおおわれていて、異彩を放つ存在です。羽根は同じ走鳥類のエミューと同様に羽のじくが根本から二またに分かれています。

赤と青の目立つはだ

小動物を丸のみに
低音で鳴くことも

食べ物は果物や昆虫、小動物などを丸のみにして食べます。はんしょくのときは、オスが草や木を使って巣を作り、メスが13㎝ほどの大きさの卵を3〜4個産み、子育てはオスのみが行います。気性があらい一面があり、人の生命・身体などに害を加えるおそれのある特定動物に指定されています。

福岡市動物園では1991年に来園したオスを飼育しており、人(飼育員)が好きなのか、よく近づいてきます。動物園でのえさは、バナナ・リンゴなどの果物、小松菜や白菜などの野菜をあたえています。外でさくごしに近づいてきたときは、まれにすごみのある低い音で鳴くこともあります。

頭の上にあるかたいトサカ

ふくおかニュース

アムールトラの「ヒューイ」来園

11月21日(月)に、アムールトラの「ヒューイ」が来園しました。アムールトラは、ロシア極東や中国東北部に生息する大型のトラで、ネコ科の中では最大の動物です。

ヒューイは静岡県の浜松市動物園よりやって来ました。福岡市動物園の新しい仲間にぜひ会いに来てください。


写真提供:福岡市動物園

福岡市動物園
〒810-0037 福岡市中央区南公園1-1
TEL 092-531-1968
https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/

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