【須磨海浜水族園だより】オーストラリアから飛行機でやって来た!「ネオセラトダス」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
兵庫
動物園だより
2023.01.20

【須磨海浜水族園だより】オーストラリアから飛行機でやって来た!「ネオセラトダス」

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ネオセラトダス

学名:Neoceratodus forsteri
ネオセラトダス目 ネオセラトダス科
生息地:オーストラリア・クイーンズランド州南東部メアリー川・バーネット川水系

ネオセラトダスは、数百万年その形態を変えていないことから、「生きた化石」と呼ばれています。

オーストラリアから飛行機でやって来た!

ネオセラトダスは、うきぶくろを使い空気呼吸をする、ハイギョの仲間です。アフリカに生息するハイギョは空気呼吸に特化しており、水が少ない状態でも生きることができます。しかしオーストラリアに生息するネオセラトダスは原始的な体をしており、えら呼吸に依存しているため、水が少ない状態で長く生きることはできません。

須磨海浜水族園に最初にやって来たのは61年前の1961年。まだ須磨水族館だったころです。神戸市の姉妹都市であるオーストラリアのブリスベン市から2個体が寄贈されました。立派な木箱に収容され、飛行機に乗ってやって来たそうです。そのときの個体は残念ながら亡くなってしまいましたが、その後も二度の寄贈があり、現在は4個体を飼育展示しています。

初上陸したときの木箱

魚も食べるけど…実はバナナが大好物?

須磨海浜水族園では、えさとして魚やエビの切身をあたえています。普段は水槽の底でえさが落ちて来るのを待っていますが、バナナをあたえると水面まで上がって来ることがあります。野生では魚や貝の他に、水草や落ちた果物なども食べているようなので、実は大好物なのかもしれません。

ハイギョの仲間は胃が発達しておらず、えさを良くかんで食べるのですが、バナナをモグモグして食べる姿には何とも言えない魅力があります。

バナナをモグモグ

スマスイニュース

白いニホンウナギを展示!

2階の企画展ブースにて、白化個体と見られるニホンウナギを展示しています。兵庫県の河川でほかくされましたが、他の動物に食べられてしまう危険が多い野生下での発見は非常にめずらしいです。 一 般的な体色のニホンウナギもいっしょに展示していますので、ぜひ比較して見てくださいね。


写真提供:須磨海浜水族園

神戸市立須磨海浜水族園
〒654-0049 兵庫県神戸市須磨区若宮町1-3-5
TEL 078-731-7301
https://kobe-sumasui.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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