【京都市動物園だより】今年の干支、ウサギってどんな動物?「カイウサギ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
京都
動物園だより
2023.01.20

【京都市動物園だより】今年の干支、ウサギってどんな動物?「カイウサギ」

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カイウサギ

学名:Oryctolagus cuniculus
ウサギ目 ウサギ科
生息地:世界各地で家畜やペットとして飼育

カイウサギは毛色も目の色もさまざま。当園の「おとぎの国」エリアには、現在オス4頭、メス9頭がいます。

今年の干支、ウサギってどんな動物?

動物園や学校、家庭などで飼われているカイウサギは、ヨーロッパアナウサギを家畜化した種です。日本の野生にも生息しているノウサギとは別の種類で、体型も生態も異なります。

アナウサギ類は体が全体に丸みをおび、耳や手足が短いのが特徴。土に穴をほって複雑なトンネル状の巣穴を作り、通常は親子や群れで暮らします。赤ちゃんが母親のお腹にいる期間は約1カ月と短く、一度に4〜10頭の子どもを産みます。生まれたばかりの子どもは毛が生えておらず、目も開いていません。

寿命は約7〜8年。動物園でのえさは、固形フード、干し草、青草など。高齢で固形フードがあまり食べられないウサギにはニンジンやサツマイモもあたえます。 歯は一生のび続けるので、のび過ぎを防ぐために、せんいの多いわらや、かじることのできる木の枝などをあたえることも大切です。

アナウサギが原種のカイウサギは、穴をほる習性があります

動物も人も幸せな動物園を目指して

カイウサギは愛らしい姿やふわふわの手ざわりで人気が高く、以前は「ふれあい」コーナーでさわって親しんでいただいた方も多いと思います。現在、京都市動物園では、動物の心身の健康について、科学的な見地から考える「動物福祉」に基づいてプログラムの見直しを行っており、団体向けの教育プログラム以外ではウサギのふれあいは行っていません。動物たちと人がどのように関われば、おたがいに良い関係を築くことができるのか、これからも考えながら改善していきます。

グラウンドはウサギが好きな場所を選んでくつろげる環境を作っています

きょうとニュース

フェネックが来園しました!

昨年11月1日(火)に、埼玉県の智光山公園こども動物園から、オスのフェネック「テレ吉」(5才)が来園しました。検疫が無事終了した後、「アフリカの草原」エリアでご覧いただけるようになりました。 公開当初からグラウンドを探検し、えさをよく食べ、元気いっぱいのテレ吉に、ぜひ会いに来てください!


写真提供:京都市動物園

京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/
協力・監修/京都市動物園

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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