【多摩動物公園だより】日本に住む野生のウサギの特徴とは? 多摩動物公園では干支の企画展「だぁれ??」も開催しているよ!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
東京
動物園だより
2023.01.10

【多摩動物公園だより】日本に住む野生のウサギの特徴とは? 多摩動物公園では干支の企画展「だぁれ??」も開催しているよ!

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ニホンノウサギ

学名: Lepus brachyurus
生息地:本州、四国、九州
ウサギ目 ウサギ科

ノウサギ舎で見られる他の動物

ニホンイタチ 
学名 Mustela itatsi

 

アカネズミ 
学名 Apodemus speciosus

日本にすむ野生のウサギ

日本にはユキウサギ、ニホンノウサギ、アマミノクロウサギ、キタナキウサギの4種のウサギが生息しています。先月号で紹介したカイウサギ(アナウサギを家畜化した種)と姿は似ていますが、別の種です。

ノウサギの特徴

ノウサギはアナウサギのように地面に穴をほることはなく、草むらなどで過ごし、天敵が近くに来ると発達した後ろ足を使って素早くにげます。また、生まれたばかりのアナウサギは毛が生えておらず、目も耳も閉じていますが、ノウサギは、生まれた時点で毛が生え、目も耳も開いています。

ニホンノウサギ(夏毛)、力強い後ろ足が特徴です

冬毛と夏毛

ユキウサギの1種であるエゾユキウサギは、夏は茶色、冬は白色と季節により毛の色が変わることが知られていますが、ニホンノウサギの1種であるトウホクノウサギにも毛の色が変わるものがいます。冬に雪が積もる地域にすんでいるノウサギは、白くなることでまわりの景色にとけこむことができます。

冬になり、多摩動物公園で飼育しているウサギのうち、エゾユキウサギとトウホクノウサギは真っ白になりました。一方、雪の少ない地域にすむキュウシュウノウサギは茶色いままです。ぜひ冬のノウサギたちを見に来てください。

ニホンノウサギ(換毛中)、冬毛へ変化している最中です

たまニュース

干支の企画展「だぁれ??」を開催中!

自然豊かな多摩動物公園、園内の案内所に届けられた、黒くて丸いコロコロの落とし物は、いったいだれのだろう? 落とし物の形やカメラに写った映像から、だれが落としたのか探ってみると…!! 企画展はウォッチングセンターエントランスにて開催中です。ぜひご覧ください。
(~2023年4月4日(火)まで)


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

東京都多摩動物公園
東京都日野市程久保7丁目1−1
TEL.042-591-1611
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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