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はしを正しく持ち、使うことは、家族や周囲の人たちと気持ちよく食事をするだけでなく、指の力加減を修得することにもつながるよ。正しいおはしの持ち方をマスターしよう!
はしは千年以上前に中国から伝わってきた
みんなは、食べ物をつまむだけでなく、 切ったり、はさんだり、ほぐしたりなど、はしを手のように上手に使えているかな?
はしが日本で使われ始めたのは、弥生時代~飛鳥時代ごろとされているよ。ただ、最初のころのはしは、食事をするための道具ではなく、“神器”として中国から伝わったといわれているんだ。
7世紀に入り、はしが貴族の間に広まり、徐々に庶民にも伝わっていったそうだよ。
自分専用のはしは日本独特
中国の他、韓国や東南アジア各国など、はしを使う国はたくさんあるけれど、自分専用のはしを持つのは、日本独特の文化の1つといわれているよ。
持ちやすいはしの長さは、親指と人差し指を直角にして計算した「あた」の長さの1・5倍で、ぴったりのサイズではなくても、プラスマイナス2㎝程度の誤差であれば、はし使いに問題はないよ。食事を楽しむために、はしの使い方をマスターしていこう!
おはしの正しい持ち方を知ろう!
えんぴつを持つ要領で上のはしを持ったら、中指と薬指の間に下のはしを入れて固定し、はし先をそろえるよ。はしを持つ場所は、はし先から約3分の2の部分を目安にしてね。物をつまむときは、中指と人差し指と親指で上のはしを動かし、下のはしは動かさないよ。
はしの持ち方を練習!
- イラストのように、はしを1本持つ。これが上のはしにあたるよ。
- 人差し指を下げる。
- 中指を上げる。
- ②と③の動作をくり返す。上手にできるようになったら、はしを2本持って、上のはしだけを同じように動かしてみる。
“きらいばし”って何だろう?
“きらいばし”とは、人前でやると、行儀が悪いとしていやがられるはしの使い方のことだよ。
指しばし
食事中、はしで人や物を指すこと。
寄せばし
遠くの食器をはしで手元に引き寄せること。
さしばし
料理をはしでくしざしにすること。
ふり上げばし
食事中に話しながらはしをふり上げること。
参考資料
農林水産省:『和食』を支えるおはしのマナー
農林水産省:『aff』2016年5月号「お箸のおはなし」
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