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オグロワラビー
学名:Wallabia bicolor
生息地:オーストラリアの東北部 森林地帯の低木や湿地帯に生息
双前歯目 カンガルー科
~野毛山動物園のオグロワラビーたち~
オスの「ヤサブロー」
オスの「バロン」
メスの「アスタ」
メスの「オハナ」
野毛山動物園では、オスのヤサブローとバロン、メスのアスタとオハナの計4頭のオグロワラビーが暮らしています。オグロワラビーたちをよく見るとそれぞれ特徴があります。顔や耳の形やジャンプの仕方など4頭のちがいをぜひ見つけてみてくださいね。
妊娠中に妊娠できる!?
オグロワラビーのメスは約15カ月で性成熟をむかえ、はんしょくが可能になります。そしてオグロワラビーは妊娠中に妊娠ができるとされており、野生下では1年中妊娠しているといわれています。
その理由としてまず、子宮が2つあることがあげられます。オグロワラビーなどの有袋類は、別名二子宮類とも呼ばれており、2つの子宮があります。なので、通常は子宮内に胎児がいる場合、次の胎児が成長する場所はありませんが、子宮が2つあることで次の胎児が成長することが可能です。
2つ目の理由として、『胚休眠』といって受精後の胚が子宮に到達するのをおくらせる現象が起きていることがあげられます。
このような理由が考えられていますが、まだくわしい妊娠の仕組みはわかっていないようです。
子育て中のオグロワラビー
ふくろの中で成長します
オグロワラビーは育児のうといわれるふくろを持っています。体長1〜2㎝ほどで生まれる赤ちゃんは、目も開いていません。しかし、そんな未熟な状態で生まれた赤ちゃんはすぐにふくろを目指してお母さんの体をよじ登っていきます。やっとの思いでふくろにたどり着くと、母乳を飲みすくすくと成長していきます。そして半年を過ぎたころにふくろの中から初めて外の世界に出てきます。
生まれたばかりのオグロワラビー
ふくろの中から顔を出すオグロワラビー
のげやまニュース
横浜の3動物園シールラリー
横浜の3動物園(よこはま動物園ズーラシア、野毛山動物園、金沢動物園)では、1月7日(土)~2月26日(日)に3園シールラリーを実施します。動物園の4つの役割についても学んじゃおう! 各園をめぐり、シールを集めてラリーシートが完成したら、オリジナルグッズをプレゼントします!
写真提供:野毛山動物園
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TEL 045-231-1307
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