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ナンヨウボウズハゼ
学名:Stiphodon percnopterygionus
スズキ目 ハゼ科
生息地:小笠原諸島、琉球列島、西太平洋
繁殖期のオス(上)はとがった背びれ、メス(下)は新幹線のようなしま模様が特徴
あこがれの美魚
ナンヨウボウズハゼは、主に南西諸島の流れが速く水深の浅い渓流に生息します。吸盤のように進化したくちびるで石や岩などに吸い付き、表面のこけをかじり取り、食べながら移動します。目はとても良く、人がカメラを構えて近づくとサッと素早く移動します。
その姿をカメラで写真にとろうとすると、速い川の流れにたえながらカメラがブレないようにおさえなければならなく、かなり大変です。ですから、初めてあこがれのナンヨウボウズハゼを自然の川で観察し、その姿を写真にとれたときは感激しました。
青い体が美しい繁殖期のオス
子ども時代に大海を知る
石の下に産卵するナンヨウボウズハゼ。産まれた子どもは流れに乗って川を下り、海にたどり着き海流にもまれながら、小さなプランクトンを食べて成長します。
やがて、一定期間を海で過ごすと川に上り、渓流に適応した体形に成長しながら、上質なこけが食べられる上流へと移動します。ダムや堤防の補強する工事などによって渓流が無くなってしまうと、ナンヨウボウズハゼは海と川を行き来することができなくなり、数が減ってしまうでしょう。
ナンヨウボウズハゼがずっと未来まで生き続けるためには、河川と海の両方の自然が保たれていることが必要なのです。
本種が生息するのは流れの速い渓流
アクアマリンニュース
アクアマリンクリスマス
開催期間:12月25日(日)まで
水族館で人気の生き物をかざったクリスマスツリーやイルミネーションなどの展示の他、クリスマスリース作り体験、クリスマスナイト(24・25日)限定のイベントなどを開催します。いつもとはちがうクリスマスムードのアクアマリンをお楽しみください!
※24日、25日は19時まで開館
写真提供:アクアマリンふくしま
アクアマリンふくしま【ふくしま海洋科学館】
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TEL 0246-73-2525
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