【日立市かみね動物園だより】他のサルと何がちがう?「ワオキツネザル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
茨城
動物園だより
2022.12.12

【日立市かみね動物園だより】他のサルと何がちがう?「ワオキツネザル」

目次 [非表示]

ワオキツネザル

学名:Lemur catta
霊長目 キツネザル科
生息地:マダガスカル島南西部

白黒のリング状のしっぽ(輪尾)と鼻がつき出たキツネのような顔からワオキツネザルと名付けられました。身軽で約4mもジャンプできます。

他のサルと何がちがう?

世界には350~400種類ものサルの仲間がいます。その中でもワオキツネザルは、原猿と呼ばれる原始的なサルの仲間です。他のサルの仲間と何がちがうのでしょうか?今回は、ワオキツネザルの特徴をいくつかしょうかいします。

特徴その①日光浴が日課

寒い季節には日光浴をします。体温調整機能が発達していないため、体を温める必要があるからです。日光浴をする姿(下の写真)に、ほっこりします。

特徴その②メスが強い

多くのサルの仲間は、オスの方が体が大きく強いのですが、ワオキツネザルはオスとメスで体格のちがいがなく、メスが優位です。オスはメスに、食物や居場所をいつもゆずります。これは寒暖差が激しい地域で、出産や育児をするメスの負担を減らすための思いやりなのかもしれません。


壁ににおいを付けています

特徴その③嗅覚が発達

コミュニケーションを取るとき、多くのサルの仲間は視覚を使いますが、ワオキツネザルは嗅覚も使います。メスもオスも、逆立ちのような体勢で陰部を枝や壁にこすり付けてにおいを付けます。

さらに、オスは手首の内側にある皮脂腺から分泌物を出して、自分のしっぽに付けることも。これは、群れの中で優劣を付けたり、メスをひきつけたりするための大切な役割を果たします。

ワオキツネザルは見た目通り、おだやかでやわらかな性質です。ぜひ動物園で観察するときの注目ポイントにしてください。


両手を広げお腹を無防備にさらします

日立市かみね動物園ニュース

2022年クリスマスごちそう大作戦

12月24日(土)と25日(日)は、動物たちにクリスマス特製のごちそうをプレゼントします。何をあげるかは当日までのお楽しみ!かみね動物園でクリスマスを楽しみましょう。

【スケジュール】(雨天中止)
12月24日(土)  
・11時30分からキリン
・13 時 トラ・ライオン・ジャガー

12月25日(日) 
・11時30分からクロサイ
・13時からレッサーパンダ


写真提供:日立市かみね動物園

日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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