【食育特集】日本の伝統「冬至の過ごし方と食べ物」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
食育特集
2022.12.12

【食育特集】日本の伝統「冬至の過ごし方と食べ物」

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1年で一番夜が長くなる冬至について紹介するよ。どのように過ごして、何を食べる風習があるか、いっしょに見てみよう。

1年で一番夜が長い冬至

冬至とは、1年を24の細かい季節に分けた「二十四節気」の1つで、1年で一番、夜の長い日のこと。夜が長くなる訳は、太陽が南に最もかたよるためで、日の出ている時間(昼)は1年で一番短くなるんだ。この日を境に「太陽の出る昼の時間がのびていく」という、季節の折り返し地点になるので、冬至の前後が新年の始まりとされていた時期もあったよ。

ちなみに、同じ二十四節気の中で、昼の長さが一番長いのが6月の「夏至」。昼と夜の長さがほぼ同じなのが、3月の「春分の日」と9月の「秋分の日」なんだ。

冬至はどうやって過ごす?

日本には、昔から寒い冬を元気に過ごすための、いろいろな風習があるよ。風習とは、人々が長い間伝えてきた生活や行事などの習慣のことで、どんなものがあるか見てみよう。

❶ゆず湯に入る…ゆずには、体を温めたり、香りでリラックスさせたりする効果があり、冬至にゆず湯に入ると健康に冬を乗り切れるといわれている。
❷カボチャを食べる…昔は厳しい冬を乗り切る知恵として、野菜の不足する冬には、夏に収穫し長期保存できるカボチャを食べる風習があった。
❸小豆を食べる…小豆の赤は太陽を意味する魔除けの色で、夜の長い冬至に食べて、やくばらいをする。
❹冬至七種…運気を上げるために、名前に「ん」が2回付く食べ物を冬至の七種として食べる。 ナンキン(カボチャ)、ニンジン、ギンナン、レンコン、キンカン、うんどん(うどん)、寒天

冬至レシピ 
牛乳入りカボチャようかん

材料(4人分)

  • カボチャ…200g
  • 粉寒天…4g
  • 水…100ml
  • 牛乳…50ml
  • 砂糖…大さじ3
  • 小豆缶…20g

作り方

  1.  カボチャは皮と種を取り除き、一口大に切る。
  2.  なべにひたひたの水を入れて、カボチャをにる。
  3.  カボチャがにえたら、熱いうちによくつぶす。
  4.  牛乳はふっとうするぎりぎりまで温めておく。
  5.  なべに粉寒天と水を入れて混ぜながら、火にかける。ふっとうしてからも弱火にして2~3分混ぜる。
  6.  ⑤に砂糖を入れ、牛乳を少しずつ混ぜながら加える。
  7.  ⑥にカボチャを少しずつ混ぜていく。
  8.  水でぬらした型に流し入れ、あら熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
  9.  切り分けて、小豆缶をのせる。

参考資料:札幌市手稲区役所「かぼちゃを食べよう!」


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※大福くんは、ソニー・ミュージックエンタテインメントと、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアが展開するキャラクターです。

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エコチル編集部

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