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寒い冬はエネルギーを消費しやすいけれど、省エネしやすい季節でもあるよ。もちろん、省エネは地球温暖化対策にも貢献! 暖房器具を上手に使い、暖かく過ごせる工夫をして、寒い冬を乗りこえよう!
冬は省エネしやすい季節 今年の冬も省エネを行おう!
夏に続き、今年の冬も電力需給が厳しいことが予想され、7年ぶりに日本政府から全国規模の節電要請が出されているよ。より一層の省エネが大切になってくるんだね。
この省エネとは、省エネルギーを短くした言葉で、毎日の生活の中で使っている、電気やガスといったエネルギーを効率的に使うことをいうよ。がまんや無理をしてエネルギーを節約するのではなく、むだなく、上手に使うことが大切!
ただ、冬は外気温と室温設定の差が大きくなったり、家にこもりがちになったり、照明をつける時間が長くなったりなど、エネルギーを消費しやすい季節でもあるよ。でも、体が温まる物を食べる、いつもより1枚多くはおる、カイロを利用するなど、ちょっとした工夫で体を温められるから、電気を使って室温を上げ過ぎる必要がなく、省エネをしやすい季節でもあるんだ。
省エネをして地球温暖化対策
省エネと深く関わってくるのが、地球の気温が上がる地球温暖化の問題。地球温暖化の影響により、世界各地で超大型台風や干ばつ、洪水といった異常気象が引き起こされているよ。東京も例外ではなく、2022年には東京都心の猛暑日の回数が過去最多を記録し、都内各地で床上浸水などの浸水被害も発生!
この地球温暖化の原因といわれる温室効果ガスの中で代表的なものがCO₂。このCO₂は電気やガスの元となっている石油や天然ガスなどを燃やすことで排出されるよ。つまり、省エネに取り組むことは、CO₂の排出を少なくすることにつながり、地球温暖化対策にも役に立つ! もちろん、節約にもなる!
家族みんなで暮らしを見直し、工夫することで、地球にも家計にもやさしい省エネに取り組もうね。
冬の19時ごろの消費電力例
※四捨五入の関係で合計が100%にならないことがあります。
出所:資源エネルギー庁「家庭の節電対策メニュー」(ご家庭の皆様)(平成25年11月)より作成
日常をぽかぽかにする工夫あれこれ
ちょっとした工夫とコツで、いつもの生活をぽかぽかにしよう!
●1枚重ね着をする
カーディガンをはおる、ブランケットやひざかけをする、厚手のくつ下をはくなど、ちょっとした工夫で温かくなるよ。特に、太い血管が通っている首、手首、足首の“3つの首”を温めると、体全体が温まるよ。
●窓から熱がにげないようにする
ガラスに断熱シートをはる、厚手のカーテンを閉めておくなどして、熱をにがさないだけでなく、冷たい空気を入れないようにしよう。
●温かい物を食べる
体を温める成分がふくまれたショウガやネギを使った料理や、体を内側から温めるだけでなく、湯気による加湿効果で体感温度をアップさせるなべ料理などがおすすめだよ。
●湯船にゆっくりつかる
体をしんから温めて、冷めにくくするには20分程の時間をかけて、38~39℃程度のぬるめのお湯に半身だけつかることが効果的だよ。また、ユズやミカンの皮を湯船にうかべるだけで、体を温める効果が高まるよ。
暖房器具を上手に使いこなそう!
冬の省エネ対策で欠かせないのが、暖房によるエネルギー消費を減らすことだよ。何をどうすればいいのか、早速見ていこう!
エアコン
- フィルターを掃除する
フィルターが目づまりすると、吸いこむ空気の量が減り、暖める力が小さくなるよ。月2回を目安にフィルター掃除をしよう! - 扇風機もいっしょに使う
扇風機を使えば、暖かい空気を循環できるよ! - 風向きを下向きにする
- 室外機周りに物を置かない
- オンとオフをくり返さない
電気こたつ
- 分厚いこたつ布団を使う
上がけと敷布団で暖かさをにがさないようにしよう。敷布団の下に断熱マットを使うと、より効果的だよ! - 設定温度を低めにする
- 消し忘れに注意する
電気カーペット
- 断熱マットを敷く
- 必要な部分だけ温める
- 消し忘れに注意する
電気ヒーター
- 必要なとき、必要な場所で使い分ける
- 部屋全体を暖めるオイルヒーターなどは、 窓側に置く
カーボンヒーターやハロゲンヒーターなどは、足元や脱衣所などをすぐに暖められるよ。でも、部屋全体を暖めるのには不向きなんだ!
東京都環境局からのお知らせ!
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協力:東京都
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。