【城山動物園だより】どんな鳥?「チゴハヤブサ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
動物園だより
2022.11.14

【城山動物園だより】どんな鳥?「チゴハヤブサ」

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チゴハヤブサ

学名:Falco Subbuteo
ハヤブサ目 ハヤブサ科
生息地:夏は北海道や東北地方東部、本州などで過ごし、 冬は東南アジアなどにわたる

特徴:全長約30cm。寿命は約20年。オスメスは同色。オスはメスよりも小さく、体の下部分が白い。腹面や下腹の赤かっ色の羽毛が特徴。

チゴハヤブサってどんな鳥?

チゴハヤブサは、夏鳥です。夏鳥とは春から夏にかけて日本に来て、秋に日本をはなれ冬をこえる場所に移動するわたり鳥のことで、主に日本より南方から渡来し、日本で子育てを行います。

4月から9月ごろまで、日本では野生のチゴハヤブサを観察することができます。チゴハヤブサは自ら巣を作らず、カラスが使っていた古巣を利用します。5月から6月に2~3個の卵を産み、メスが卵をだき、28日ほどでひながかえります。大人になるまで2年ほどかかります。

「キーキーキキキ」と主に求愛やコミュニケーションなどでさえずり、その声は、1年中聞くことができます。平地の森林に生息し、その周辺の草地など開けた場所でかりを行います。急降下して獲物をおそい、急旋回して追いかけ、とらえます。主にトンボや小鳥、ときにはコウモリを食べます。


りりしい顔つきのチゴハヤブサ

けがをして保護された個体

城山動物園ではキジ舎でチゴハヤブサを1羽飼育しています。2017年9月19日(火)に、左のつばさのひじ関節打撲により飛べなくなったため、長野市内で保護された個体です。

えさをあげに行くと地声で「キーキーキキキ」と鳴きながら両方のつばさを広げて止まり木で待っています。チゴハヤブサは展示場に設置した止まり木の上の方にいることが多く、チゴハヤブサの展示場を通っても気づかず見のがしてしまうことがあります。

最近は園路側付近の止まり木がお気に入りなので、チゴハヤブサを見るときは上の止まり木に注目してみてください。


お気に入りの止まり木に止まるチゴハヤブサ

じょうやまニュース

リスも「食欲の秋」

「食欲の秋」といいますが、それは私たち人間だけではなく、動物たちも同じです。秋は実りの時期でもあり、動物たちは寒い冬に向けてたくさん食べています。

城山動物園のニホンリスたちもリンゴや種、カキやクリをもりもり食べています。これから冬に向けてモコモコの毛になり、雪の中を走り回って過ごします。


写真提供:城山動物園

長野市城山動物園
〒380-0802 長野市上松2-1-19
TEL 026-233-0586
https://www.johyama.com/

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エコチル編集部

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