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スポッテッドラットフィッシュ
学名:Hydrolagus colliei
ギンザメ目
生息地:東太平洋沿岸部
全長は約90cmまで成長する。オスには交接器(赤丸)と繁殖に使用する頭部のでっぱり(白丸)があるのが特徴。
生きた化石
軟骨魚類は「サメやエイ類」と「ギンザメ類」に分けられます。サメやエイの仲間は現在も800種以上が存在していますが、ギンザメの仲間は多くが中生代に絶滅したといわれています。今残っているものは40種足らずで「生きた化石」と呼ばれています。
当館の「海・生命の進化」コーナーで展示しているスポッテッドラットフィッシュは、体に美しい白い斑点模様があるギンザメの仲間です。「ラット」という名前の通り、ネズミの歯のような大きな前歯を持ち、主にエビやカニなどを食べます。普段は深海の海底にいますが、繁殖期になると浅い海域までやって来る、めずらしいギンザメです。
スポッテッドラットフィッシュの卵
初めてふ化に成功!
当館では現在、2尾を展示している他に、バックヤードでさらに2尾を飼育しています。昨年6月ごろから10月まで産卵が確認され、初めてふ化に成功しました。10〜14日ごとに2個ずつ産卵される卵は、黄土色の卵殻に包まれています。卵の大きさは13〜14㎝程度。卵からふ化したばかりの個体は全長約11㎝程ですが、小さいながらも成魚と同じように大きな胸びれを上下に動かして元気に泳いでいます。今後の成長を楽しみにしていてください。
卵から生まれたばかりの稚魚
アクアマリンニュース
▲「ロックバランシング」 かねきのぶひろ
小名浜国際環境 芸術祭2022
開催期間: 〜11月27日(日)
当館で開催中の「小名浜国際環境芸術祭2022」では、さまざまなアート作品を通して地球を守ることの大切さを伝えています。キッズアート展「プラごみアート」や「アーティストが縄文にやってきた!」などの他、見どころ満載です。ぜひ遊びに来てくださいね。
写真提供:アクアマリンふくしま
アクアマリンふくしま【ふくしま海洋科学館】
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エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。