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ニホンカモシカ
学名: Capricornis crispus
生息地:北海道を除く日本の山岳地
偶蹄目 ウシ科
文化園で見られる特別天然記念物の動物
タンチョウ
学名:Grus japonesis
分布:ユーラシア大陸、中国、日本
生息地:湿地帯
ニホンコウノトリ
学名:Ciconia boyciana
分布:東アジア、日本
生息地:草原や湿地
日本に暮らすウシの仲間
ニホンカモシカは名前に「シカ」とありますが、「ウシ」の仲間で日本の山岳に暮らしています。シカと同じ草食動物ですが、大きなちがいは角にあります。ニホンジカはオスだけに角があり、毎年春に角が落ち、すぐに次の角がのびてきます。一方、カモシカはオス・メスともに角を持ち、こちらは角が落ちることなく、成長とともにのび続けます。
カモシカは基本的に1頭で暮らします。それぞれのカモシカが「なわばり」を持ち、オス同士、メス同士では「なわばり」をめぐって闘争になることもあります。カモシカは目の下にある眼下腺と呼ばれる部分からにおいのある液を出し、それを木にこすり付けることで自分の「なわばり」を主張します。
目の下の白い部分が眼下腺
子どもが産まれました
今年の7月、井の頭自然文化園ではカモシカの子どもが産まれました。子どもは産まれてすぐに立ち上がり、お母さんからお乳をもらいます。野生では険しい山岳地帯で暮らすため、産まれてすぐにお母さんについて歩けないと、子どもは生きていくことができません。
生後1カ月もすると親といっしょに木の葉を食べ始め、2カ月が過ぎるころには小さい角も生えてきました。産まれたときは体重が3kgほどだった子どもも、生後3カ月には15 kg以上に成長しています。そんなたくましいカモシカの子どもと、子どもを見守る親カモシカを、ぜひ見に来てください。
母親といっしょにえさを食べる子ども
いのかしらニュース
ツシマヤマネコ(天然記念物)
「天然記念物」は、学術的にとても貴重で、わが国の自然を記念するものとして指定された動物や植物などです。その中でも、特に重要なものが「特別天然記念物」です。動物園ではこれらの動物の飼育繁殖に取り組んでいます。ぜひ、日本の貴重な動物に会いに来てください。
写真提供:公益財団法人東京動物園協会
井の頭自然文化園
東京都武蔵野市御殿山1丁目17-6
TEL.0422-46-1100
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。