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みんなは地球温暖化について考えたことがあるかな。学校やおうちで、地球温暖化を止めるために努力している人もいるかもしれないね。今回は別の視点で、世界中のみんなで 地球を守ることについて考えてみよう!
「脱炭素」って何だろう地球温暖化との関係は?
「脱炭素」「脱炭素社会」という言葉を最近よく耳にするけれど、みんな、くわしく分かっているかな。「脱炭素」とは、簡単にいうと、二酸化炭素を出さないことなんだ。二酸化炭素は、温室効果ガスともいわれていて、地球を暖めてしまうガスの1つ。このまま地球温暖化が進むと、生き物が減ったり、病気が増えたり、食べ物が少なくなったり、いろいろな問題が起こるといわれている。だから、そうならないように「脱炭素社会」を目指すことがとても重要なんだ。
地球を守るために大切なこと
実はみんな、毎日たくさんの二酸化炭素を出しているんだよ。例えば電気や水道の水をつくるとき、ごみを燃やすとき。でも、電気も水も使わなければ生活できないし、ごみは出てしまうよね。だから、少しでも二酸化炭素を減らすために、節電や節水をしたり、ごみを減らしたりすることが大切だし、日本では、いろいろな技術を使って、少しでも二酸化炭素を減らせるよう対策しているんだ。
でも、開発が遅れている新興国や発展途上国と呼ばれる国々は、急激に発展するために、二酸化炭素やごみがたくさん出てしまう。中には、技術やお金がなくて、それらの対策をしたくてもできない国もたくさんあるんだ。だから地球を守るために、世界中のみんなで協力して解決する必要があるんだよ。
みんなが住んでいる大阪市も、二酸化炭素の排出量が増え続けている東南アジアの都市に協力して、いっしょに「脱炭素」を目指しているんだ。自分でできることをするのはもちろん大切だけど、世界のことを知って考えることも、地球温暖化を止める、とても大きな一歩。ぜひ興味を持ってみてね。
みんなでために…
日本は世界の国々にこんな協力をしているよ!
日本は、「脱炭素社会」を実現するために、世界中のさまざまな国が二酸化炭素の排出量を減らせるよう、国と企業がいっしょになって協力しているんだ。
廃棄物発電
ミャンマー初の廃棄物発電施設を設立
LED街路灯
カンボジアに約5,600灯のLED街路灯を設置
小水力発電
インドネシアの北スマトラ州で流れこみ式小水力発電所を建設
太陽光発電
ベトナムのアンザン省に太陽光発電システムを導入
小型風力発電
フィリピンで台風でも発電できる小型風力発電を推進
高効率変圧器
ベトナムで二酸化炭素の排出量をおさえられる高効率変圧器に置きかえ
国だけでなく、日本の都市も経験や技術を活用して、世界の国々の都市に協力しているんだ。これまでに、日本の15の都市が13カ国39都市・地域に協力しているよ。
クイズで知ろう!
どこで何をしているの?大阪市の「国際協力」
これまで、さまざまな環境に関する問題を改善してきた大阪市。その経験を生かして、環境問題に困っている世界の都市に協力しているんだ。今回は「脱炭素」に関する活動を紹介するよ。
クイズスタート!
1. 「脱炭素」を実現できるよう、大阪市が国際協力している都市がある国を示しているのは、A~Cのうちどれかな?
2. 大阪市の国際協力って、何をしているか知っているかな?
3. 二酸化炭素を減らすための協力って、何をしているか知っているかな?
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1.答え…
B ベトナム(ホーチミン市)、フィリピン(ケソン市)、タイ(EEC※)
※バンコクの東側にある3県(チョンブリ県、チャチュンサオ県、ラヨン県)に広がる開発地域のこと
2.答え…
その都市から出される二酸化炭素を減らすため、大阪市が持っている経験を伝えたり、日本企業の脱炭素技術を紹介したりしているよ。
3.答え…
ベトナムのホーチミン市には太陽光発電システムを、フィリピンのケソン市には省エネタイプのエアコンを、タイのEECには、工場に省エネタイプの高効率貫流ボイラを提案するなどして、環境問題の解決に協力しているよ。
みんなも、地球を守るために世界中の人々が協力できることがあるか考えてみてね!
※ここでは大阪市環境局の活動について説明しています。
「地球温暖化」「脱炭素」も楽しく学べる!
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[開催場所] 花博記念公園鶴見緑地内
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監修:大阪市環境局
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。