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ミナミコアリクイ
学名:Tamandua tetradactyla
有毛目 オオアリクイ科
生息地:中南米の森林、草原地帯
~個性いろいろ~
オスの「アサヒ」
メスの「アン」
野毛山動物園で暮らしている2頭のコアリクイ。おっとりマイペースなオスの「アサヒ」と好奇心旺盛でお転婆なメスの「アン」。同じコアリクイでも性格が異なります。2頭は普段、別々のお部屋で過ごしています。屋内展示場(ガラス側)と屋外展示場でそれぞれご覧いただけます。性格のちがいにも注目して、会いに来てくださいね。
のんびりしているけれど実は木登り上手
ミナミコアリクイは木の上で生活している動物です。基本的には、えさを探すのも食べるのも木の上で行います。そのため、木登りが得意です。
前足の第3指のつめが、がんじょうなかぎづめになっており、それと長いしっぽを利用することで上手に木の上り下りをします。しっぽは先端や裏側にはあまり毛が生えておらず、木から落ちないようにすべり止めの役割も果たしています。同じアリクイの仲間であるオオアリクイは、地上でえさを探す動物なので、木登りはできません。
体に黒いベストを着たような模様があるのが有名ですが、亜種や生息地により模様がない単色のミナミコアリクイもいます。
フェンスも器用に登る
古くなってくさった木の枝をこわしてえさを探す
大きなつめと長い舌
アリクイはその名のとおり、野生ではアリやシロアリを食べる動物です。大きなつめでアリづかや古くなってくさった木をこわして、中にいるアリを食べます。哺乳類であれば、口腔内に歯が生えており、それを使ってかんだり、くだいたりしながら食べますが、アリクイには歯が生えていないため、細長い舌とねばり気の強いだ液を使い、なめとるように食べます。
第3指のつめが大きくかぎ状に
のげやまニュース
※昨年の画像です
動物園でもハロウィン
野毛山動物園では10月31日(火)まで、動物園入口の花壇となかよし広場の「ねずみワールド」がハロウィン装飾でにぎやかになります。ご来園の記念に思い出写真をとってくださいね。また、ハツカネズミたちを見ることのできる「ねずみワールド」では、職員が工夫をこらした装飾とネズミたちのかわいらしい姿も、ぜひ見てくださいね。
写真提供:野毛山動物園
野毛山動物園【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】
〒220-0032 横浜市西区老松町63-10
TEL 045-231-1307
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/
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