【野毛山動物園だより】木の上で生活している「ミナミコアリクイ」は、なぜ木から落ちないの? ミナミコアリクイの不思議を紹介!!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
横浜
動物園だより
2022.10.03

【野毛山動物園だより】木の上で生活している「ミナミコアリクイ」は、なぜ木から落ちないの? ミナミコアリクイの不思議を紹介!!

目次 [非表示]

ミナミコアリクイ

学名:Tamandua tetradactyla
有毛目 オオアリクイ科
生息地:中南米の森林、草原地帯

~個性いろいろ~

オスの「アサヒ」

 


メスの「アン」

野毛山動物園で暮らしている2頭のコアリクイ。おっとりマイペースなオスの「アサヒ」と好奇心旺盛でお転婆なメスの「アン」。同じコアリクイでも性格が異なります。2頭は普段、別々のお部屋で過ごしています。屋内展示場(ガラス側)と屋外展示場でそれぞれご覧いただけます。性格のちがいにも注目して、会いに来てくださいね。

のんびりしているけれど実は木登り上手

ミナミコアリクイは木の上で生活している動物です。基本的には、えさを探すのも食べるのも木の上で行います。そのため、木登りが得意です。

前足の第3指のつめが、がんじょうなかぎづめになっており、それと長いしっぽを利用することで上手に木の上り下りをします。しっぽは先端や裏側にはあまり毛が生えておらず、木から落ちないようにすべり止めの役割も果たしています。同じアリクイの仲間であるオオアリクイは、地上でえさを探す動物なので、木登りはできません。

体に黒いベストを着たような模様があるのが有名ですが、亜種や生息地により模様がない単色のミナミコアリクイもいます。

フェンスも器用に登る

古くなってくさった木の枝をこわしてえさを探す

大きなつめと長い舌

アリクイはその名のとおり、野生ではアリやシロアリを食べる動物です。大きなつめでアリづかや古くなってくさった木をこわして、中にいるアリを食べます。哺乳類であれば、口腔内に歯が生えており、それを使ってかんだり、くだいたりしながら食べますが、アリクイには歯が生えていないため、細長い舌とねばり気の強いだ液を使い、なめとるように食べます。

第3指のつめが大きくかぎ状に

のげやまニュース

※昨年の画像です

動物園でもハロウィン

野毛山動物園では10月31日(火)まで、動物園入口の花壇となかよし広場の「ねずみワールド」がハロウィン装飾でにぎやかになります。ご来園の記念に思い出写真をとってくださいね。また、ハツカネズミたちを見ることのできる「ねずみワールド」では、職員が工夫をこらした装飾とネズミたちのかわいらしい姿も、ぜひ見てくださいね。


写真提供:野毛山動物園

野毛山動物園【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】
〒220-0032 横浜市西区老松町63-10
TEL 045-231-1307
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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