【静岡市立日本平動物園だより】実は絶滅危惧種「レッサーパンダ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
静岡
動物園だより
2022.10.03

【静岡市立日本平動物園だより】実は絶滅危惧種「レッサーパンダ」

目次 [非表示]

レッサーパンダ

 

学名:Ailurus fulgens
食肉目 レッサーパンダ科 レッサーパンダ属
生息地:ブータン・中国・インド・ネパール・ミャンマーの標高の高い森林

レッサーパンダの特徴


体と同じくらいの長さがあるしましまのしっぽ

絶滅危惧種のレッサーパンダ

かわいらしい姿が人気のレッサーパンダは、実は絶滅危惧種です。絶滅危惧種とは、数が減って将来地球から消えてしまう心配がある動物のことです。そのため全国の動物園では、レッサーパンダの赤ちゃんがたくさん生まれるように協力しています。

その成果もあり、日本で飼育されているシセンレッサーパンダは、世界で一番飼育頭数が多いのです。日本平動物園でもレッサーパンダの赤ちゃんが誕生していて、個性豊かなレッサーパンダの紹介を通じ、1頭1頭が未来の1頭へつなげていく大事な「かけはし」であることを伝えています。


オス「和」(左)とメス「ニコ」(右)のペア

レッサーパンダも森も守りたい

ここで、「動物園生まれのレッサーパンダたちを自然に返せば、野生のレッサーパンダの数は増えるのでは?」と思う人がいるかもしれません。でも、野生のレッサーパンダがすむ森はどんどん減ってしまっていて、とてもすみ心地が悪く、動物園で生まれた大事な赤ちゃんたちをもどすことができません。

レッサーパンダを絶滅から守るためには、動物園でレッサーパンダを守るだけでなく、森を守ることも大切なのです。「残さず食べる」「物を大事にする」「電気をこまめに消す」など、私たち1人1人ができることが、実は回り回って森を守ることにもつながります。

みなさんも、毎日の生活の中で地球のためにできることをぜひ考えてみてくださいね。

「ニコ」と「和」のむすこ「かずのこ」

日本平動物園ニュース

第3土曜日は「レッパーくん」がお出むかえ!

毎月第3土曜日の園内エントランスでは、公式キャラクターの「レッパーくん」がみなさまをお出むかえしています。

さらにレッパーくんに会いに来てくれた先着100名様に、『限定レッパーくん缶バッジ』を毎月異なるデザインでプレゼント中! ぜひ訪れて集めてみてくださいね。
(時間:午前9時ごろから30分程度。天候等により休止の場合あり)


写真提供:静岡市立日本平動物園

静岡市立日本平動物園
静岡市駿河区池田1767-6
TEL 054-262-3251
https://www.nhdzoo.jp/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3