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ナヌカザメ
学名:Cephaloscyllium umbratile
メジロザメ目 トラザメ科
生息地:千葉県銚子~九州南岸、東シナ海大陸棚縁辺域、 朝鮮半島西岸・南岸、済州島、台湾、山東省~広東省の中国沿岸
敵に襲われると体をふくらませるという特徴を持っています。
ナヌカザメの不思議な卵
ナヌカザメは浅海から深さ450ⅿくらいまでの海底に広く分布している体長1ⅿ程度のおとなしいサメです。危険がせまったときなどに海水を飲んで腹部をふくらませるという、サメとしては大変めずらしい習性を持っています。頭は大きく、上下に平たい形をしています。また、頭部から尾ひれの体の背面に多くの太いしま模様や、まだら状の斑点があります。
卵は写真のような形をしており、「人魚の財布」と呼ばれることもあります。四隅に纏絡糸と呼ばれるヒモ状のものがあり、これで海底の海藻やサンゴにからみつきます。孵化するまでに1年程度かかり、生まれるときには16~22㎝程度に成長しています。
透かすと中の卵が見えて成長していく姿を 見ることができます
さわり心地の良いお腹
竹島水族館では1年を通してさわりんぷーる(タッチプール)でさわることができます。非常におとなしいため、子どもたちがさわっても暴れることなくじっとしています。尻尾側から頭にかけてなでるとザラザラのサメ肌を実感できますが、それよりも人気なのはナヌカザメのお腹です。
非常にやわらかくプニプニしていますので、ナヌカザメにさわる機会があればぜひ優しくお腹をさわってみてください。想像以上の柔らかさです。時折さわりんぷーるのナヌカザメのおしりのあたりから、ひものようなものが出ていることがありますが、それは卵を産んでいる最中です。そっと見守ってあげてくださいね。
子どものころはまだら模様はなく、しま模様だけです
たけしまニュース
「ミナミ展」ミナミにこだわった初めてのイベント!
新人飼育スタッフの南さんが、ミナミと名前に付く生き物を紹介します。実は魚の中にはミナミハタタテダイやサウスアメリカンシクリッドなど、名前にミナミが付く種類が多くいます。今回はそんな生き物たちを新人飼育スタッフの目線でご紹介します。 期間:9月10日(土)~10月3日(月)
写真提供:竹島水族館
竹島水族館
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