【開催報告】「循環型社会へのアクション」~カフェを支えるフードリサイクル~|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
開催報告
2022.09.12

【開催報告】「循環型社会へのアクション」~カフェを支えるフードリサイクル~

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札幌市の真駒内に校舎がある、市立札幌みなみの杜高等支援学校では、学校に併設された『杜cafe』というカフェを生徒が7つの職業コースに分かれて、それぞれが協力しながら運営しています。その中でエコサイクルコースは「資源の循環」を目的とした活動を行っています。今回は杜cafeから出た野菜くずやコーヒーかすを堆肥にする活動について紹介します。

堆肥を作るための素材はピートモスと野菜くず、コーヒーかすです。段ボール箱で作ったコンポストに全ての材料を入れて、底から力強く混ぜます。続けていくと野菜くずなどは微生物に分解されて堆肥になります。微生物が活発に活動すると、堆肥の表面が白く、温かくなります。時間をかけるうちに堆肥に栄養がたまります。完成した堆肥は杜caféに作物を提供するファームコースにて、栄養満点な有機野菜を育てることに使われています。このようなフードリサイクルの取り組みが杜caféを支えているのです。生徒はカフェや学校に貢献して、利用してくださる地域のみなさんに喜んでいただけることをほこりに活動を続けています。

※ピートモス…水気の多い場所で育った植物を細かくくだいて乾燥させた土


市立札幌みなみの杜高等支援学校

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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