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ベアードバク
学名: Tapirus bairdi
生息地:中央アメリカ南部の熱帯雨林など湿気のある地域
奇蹄目 バク科
奇蹄目の仲間
ポニー(ウマ)
クロサイ
バク、ウマ、サイは同じ奇蹄目です。
ベアードバクとは?
ベアードバクの名前は米国の自然科学者S・Fベアードに由来します。ベアー(熊)ではありません。メキシコなど中央アメリカに生息することから、別名チュウベイバクと呼ばれることもあります。野生では生息地の減少、乱獲のため数が少なくなっている動物です。
飼育数は世界的に少なく、2020年12月31日時点では世界の動物園に57頭しかいませんでした。そのうち2頭を金沢動物園で飼育しており、日本にいるのはこの2頭だけです。 水辺に生息し、そのちょっとだけ長い鼻をシュノーケルのように使い、泳いで外敵からにげるようです。鼻は食べ物をたぐり寄せるときにも使います。野生では木の葉や草などを食べており、動物園では野菜や果物、牧草や木の葉などをあたえています。
鼻をのばすベアードバク
ブラッシング大好き
バクの仲間はブラッシングが大好きです。デッキブラシなどでマッサージしてあげると気持ちよくなってゴロンと横になります。このマッサージを定期的に行って仲良くなれるようにしています。気持ちよく横になっている間に、獣医師による定期的な採血や治療を行うことができます。
終わったらごほうびとしてバナナをあげるのですが、とてもおいしそうに食べてくれます。展示場で実施することもありますので、運が良ければその様子をご覧いただけるかもしれません。
ブラッシング中に採血する様子
かなざわニュース
「世界サイの日」ライノデー
9月22日は「世界サイの日」。「サイを絶滅の危機から救おうという気持ちを持ってもらう」ことを目的に制定されました。金沢動物園では、9月23日(金・祝)、24日(土)に「ライノデー」を開催します。ブースの出店やパネル展示、ガイドなどを行います。サイについて、いっしょに考えてみよう。
写真提供:金沢動物園
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