【多摩動物公園だより】近くで鳴く別の虫の鳴き声をかき消すほど、大きな鳴き声が特徴の「クツワムシ」について知ろう!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
東京
動物園だより
2022.09.05

【多摩動物公園だより】近くで鳴く別の虫の鳴き声をかき消すほど、大きな鳴き声が特徴の「クツワムシ」について知ろう!

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クツワムシ

学名: Mecopoda niponensis
生息地:本州、四国、九州のやぶや草原
バッタ目 ツユムシ科

「秋の鳴く虫展」で見られる鳴く虫たち

エンマコオロギ 
学名 Teleogryllus emma
バッタ目 コオロギ科

スズムシ
学名 Meloimorpha japonica
バッタ目 コオロギ科

秋の鳴く虫クツワムシ

クツワムシは童謡『虫のこえ』にも登場する代表的な鳴く虫の1つで、8~10月ごろに成虫になります。大きさは羽をふくめて5cmほどで、緑色の姿(緑色型)と茶色の姿(かっ色型)があります。

昔から親しまれてきた鳴く虫ですが、最近はすむ場所が減り、数が少なくなっているといわれています。多摩動物公園の昆虫園では、毎年、卵からかえした幼虫を成虫まで育てて、『秋の鳴く虫展』で展示をしています。(今年は9月8日(木)~9月20日(火)に実施 )

クツワムシの幼虫

とっても大きな鳴き声

クツワムシの名前の由来は、手綱をつなぐため、馬の口にかませる金具「くつわ」からきているそうです。これが「かちゃかちゃ」と鳴る音に鳴き声が似ているため、『虫のこえ』の中でも「ガチャガチャガチャガチャ くつわむし♪」と歌われています。

クツワムシの鳴き声はとても大きく、近くで鳴いている他の虫の声が聞こえなくなってしまうほどです。そのため、『秋の鳴く虫展』では、他の鳴く虫とはなして展示しています。ぜひクツワムシの大音量の鳴き声を聞いてみてください。

クツワムシの成虫(緑色型) 

たまニュース

「子供写生画コンクール」作品募集中!!

多摩動物公園では今年も「子供写生画コンクール」を開催します。多摩動物公園の生き物たちの表情をえがいた作品を応募してみませんか? 作品の募集期間は8月18日(木)から9月19日(月・祝)まで。応募には園内で写生する方法と、郵送で応募する方法があります。くわしくは東京ズーネットのHPをご覧ください。たくさんの作品をお待ちしています。

>>>詳細はこちらから


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

東京都多摩動物公園
東京都日野市程久保7丁目1−1
TEL.042-591-1611
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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