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静岡市では、いろいろな種類のおいしい魚がたくさんとれるよね。実は、季節ごとに地元の魚を食べることはエコにもつながるんだ。今回はその説明と、静岡市でとれる〝しずまえ〟の鮮魚を紹介するよ!
〝しずまえ〟〝しずまえ鮮魚〟って?
「しずまえ」とは、「静岡市の前浜」の略称で、駿河湾に面した地域のことをいうよ。しずまえには3つの港「用宗漁港」「清水港」「由比漁港」があり、ここでとれるおいしい魚は「しずまえ鮮魚」と呼ばれているんだ。さて、どんな種類の魚がいるのかな。
まず有名なのが、駿河湾名物のシラスやサクラエビだよ。また、アワビやサザエなどの甲殻類や貝類もふくまれているよ。アジ、サバ、マダイといったおなじみの魚もとれるし、冷凍マグロの水揚量は日本一。みんなもどれかは食べたことがあるかもしれないね。こうした地元の魚を、地元で食べることは、地産地消といわれ、実はいろいろと良いことがあるんだ。どんなことか、分かるかな?
地元の魚を食べると何がいいの?
1つ目は、食料の生産地から食べる人の食卓までの距離(フードマイレージというよ)が短くてすむ。だから、輸送時の燃料や車などから出る温室効果ガス(CO2)が、遠い所でとれた物を食べるよりも少なくてすむので、環境にとってとても良いことなんだ。
2つ目は、とれたての物が手に入るから新鮮でおいしい! 3つ目は、季節ごとに旬の魚介を味わえること。それによって、地元の自然や環境の変化にも気づけるよ。しかも旬の食材は、旬以外のときに食べるよりも栄養価が高く、値段は安いというメリットもあるよ。 みんなもさっそく、新鮮でおいしい〝しずまえ鮮魚〟を積極的に味わってみてね。
「地産地消」は、いいことたくさん!
地元で生産された物を地元で消費する「地産地消」には、どのようないいことがあるのかな。くわしくみてみよう。
環境にいいこと!
- とれた魚(食材)を遠くへ運ぶ必要がないから、輸送時の燃料代やCO₂の排出量は少なくてすむ
- スーパーマーケットの商品とはちがい、生産者が直接販売しているので、形などがふぞろいでも販売でき、廃棄する魚を減らせる
食べる人にいいこと!
- とれたての食材が手に入るから、新鮮でおいしい
- とれた場所、とった人が分かるから安心
- 季節ごとに旬の味覚が味わえる
- 地元の食文化についてくわしくなれる
生産者にいいこと!
- 輸送などの経費を減らせるので、収入アップが期待できる
- 地域の魚が売れれば、地域の漁業が活性化する
「旬」の食で得する5つのいいこと
「旬」とは、自然の中で育った魚介・野菜・果物が、他の時季と比べて盛んにとれる季節のことをいうよ。旬の食には、以下のようないいことがあるんだ。
- 味が良い
- 栄養価が高い
- 新鮮なので、たとえば魚なら、焼き魚や刺身といった シンプルな料理もおいしく食べられる
- たくさんとれるので、他の時季より値段が安い
- 季節や環境の変化にも気がつきやすくなる
「しずまえ鮮魚」ミニ図鑑
しずまえ鮮魚をずらり紹介! 鮮魚店やスーパーでは、しずまえ鮮魚の商品に、下のロゴマークが付いているよ。探してみてね。
写真引用:静岡市パンフレット しずまえ
魚が海から食卓に届くまで
みんながおうちで食べている魚は、どのように食卓にやって来るのかな。 経路の主な例を紹介するよ。ぜひ覚えておこう。
- 漁師さんがとれた魚を港に持ってくる
- 種類ごとに分けられ魚市場に運ばれる
- 仲買人が魚を競り落とし、卸売市場に運ぶ
- いろいろな漁港から集まった魚を、魚屋さんやスーパーマーケットが仕入れる
- 魚屋さんやスーパーマーケットが店頭で販売する
- 消費者が購入する
参考:静前市役所水産漁港課発行「しずまえ新聞」平成28年6月号
しずまえ鮮魚 漢字クイズ!
しずまえ鮮魚の名前を集めてみたよ。みんなはいくつ読めるかな?答えは下にあるよ。
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答え:1/サバ 2/カツオ 3/タイ 4/イワシ 5/マグロ 6/ブリ 7/ヒラメ 8/アワビ 9/カマス 10/カワハギ
監修:静岡市 水産漁港課
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