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アジアゾウ
学名:Elephas maximus
長鼻目 ゾウ科
生息地:インド・東南アジアの主に森林
左から、秋都トンカム(オス10才)、美都(メス推定51才)、春美カムパート(メス12才)、夏美ブンニュン(メス12才)、冬美トンクン(メス14才)
森の開発と生息地の減少
アジア最大の陸上動物。かたまでの高さは3m近く、体重2〜5t、動物園では1日に40〜50㎏も、えさを食べます。
野生ではメス(母親)をリーダーとする家族で群れを作り、オスは成長すると群れを出て暮らします。
そんなアジアゾウの生活を支える豊かな森は、開発によって急速に失われています。2018年時点の生息数は約5万頭。将来、絶滅が心配されています。
野生での主食は草や枝葉、竹、果実 など。動物園では野菜なども食べます
生息地以外でも繁殖を
京都市動物園では2013年から、生息地ラオスと共同でアジアゾウの繁殖に取り組んでいます。野生本来の「群れ生活」に近い環境で、自然な繁殖を目指し、飼育設備もそれに合わせて大きく改装しました。
現在当園にいるアジアゾウ5頭のうち、若い4頭は2014年にラオスからむかえました。当時3〜6才の子どもだった4頭も、今では10代の思春期。オスの「秋都トンカム」は、群れから独立して単独生活を始めました。
メスの発育もみな順調で、近い将来、いずれかとカップルが成立することを期待しています。
先輩の「美都」も若者たちをサポート
5頭のうちの1頭は、市民のみなさんにおなじみの「美都」です。マレーシアから来園して43年、推定51才になりました。
若い4頭と暮らすことで活発になり、おてんばな「春美カムパート」とは一番の仲良しです。4頭の最年長でリーダーの「冬美トンクン」とは力くらべもしますが、おたがい良いしげきになっているようです。
3月10日は「美都の日」! 飼育員の特製ケーキでお祝い
きょうとニュース
秋の夜間開園
〜えこにずぅむ〜
◆9月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝) 開園時間を午後8時まで延長し、京都市動物園と平安女学院大学とのコラボイベントを行います。 『えこにずぅむ』は「エコ」と「ZOO(動物園)」、「zoom(焦点を当てる)」を合わせて作った言葉。クイズとゲームで、環境や動物の生態について楽しく学べます!くわしくはHPで確認のうえ、ぜひ参加してくださいね。
写真提供:京都市動物園
京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/
協力・監修/京都市動物園
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。