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今回は、小谷栄二さんにお話をうかがいました。環境に優しい放牧飼育を広める活動や、その生産物を消費者に届ける活動などを行っています。
今月のテーマ:環境への負荷を減らす放牧飼育
未来のために、環境や家畜に優しく、体に良い物を生産する放牧飼育(グラスフェッド)を日本に広めたい。
ファームエイジ株式会社 代表取締役 小谷 栄二さん
1985年、ファームエイジ(株)設立。1995年、創地農業21発足。1996年、当別町農村都市交流研究会発足。2000年、社団法人エゾシカ協会発足。2004年、フィールデイズインジャパン実行委員会発足。
環境に優しい放牧飼育
小谷さんが代表取締役を務めるファームエイジ(株)と、実行委員長を務めるフィールデイズインジャパンの活動についてお聞きしました。「世界で最も輸入穀物にたよっている日本の酪農畜産は、世界で最も地球環境に負荷をかけているともいわれています。
環境への負荷を減らすため、放牧技術を日本に広める活動をしています。先進的な放牧飼育(グラスフェッド)を取り入れることで、輸入穀物をほとんどあたえなくてもウシやヒツジを育てられ、経営として成り立たせることができます」。
意識を変えて世界を変える
「また、その放牧技術で生産した牛乳や牛肉などを、消費者に食べてもらう機会として第17回フィールデイズ・イン・ジャパンを、9月17日(土)に北欧の風 道の駅とうべつで開催します」。
最後に小学生にメッセージをいただきました。「放牧飼育は環境に良いだけではなく、家畜にストレスがなく、生産物は人間の体にも良い物です。意識を変えることで、この3つを変えることができます。1人でもその想いが強ければ、やがて世界を変えることができると考えます。
私たちは、みなさんが大人になったときに、取り返しのつかない状況を少しでも減らすための活動をしています」。
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。