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クロサイ
学名:Diceros bicornis
奇蹄目 サイ科
生息地:東アフリカおよびアフリカ南部
サイは、よくどろ遊びをします。体に毛が生えていないので、紫外線や虫から身を守るために、全身にどろをぬっているのです。
くちびるがとがっているのは、なぜ?
世界には5種類のサイがいて、アフリカにはシロサイとクロサイがいます。どちらも草食動物ですが、クロサイは、低木の枝や葉が主食です。枝葉を巻きこんで口に運ぶので、とがったくちびるをしています。
一方、シロサイは下草を主食としているので、平たく広い口をしています。口のはばが広いので「wide」と呼ばれていたところを、「white(白)」と聞きまちがえたために、シロサイと名付けられました。
クロサイは、シロサイと区別をするために、名付けられたといわれています。 クロサイには、2本の角が生えています。サイの角には薬効があるという言い伝えがあり、今でも密猟され、角だけが取引され続けています。そのため、サイの生息数が大きく減ってしまいましたが、保護活動によって、少しずつ回復しています。
とがったくちびるで枝葉を口に運びます
見た目とはちがった、おだやかな性格
かみね動物園には、メトロというオスが1頭います。強そうな見た目とはちがって、とてもおだやかな性格です。飼育員を見ると近寄ってきて、あまえるようなかわいい仕草を見せることもあります。
特徴は、おしっこの仕方です。歩きながら、後ろに向けてスプレー状のおしっこをするので、飼育員が浴びてしまうこともあるほど。のんびりと過ごすことが多いので、じっくり観察してみてください。
勢いよくおしっこをする姿
日立市かみね動物園ニュース
身近な生き物展
夏休みは、日立の海や山にいる身近な生き物を展示します。つかまえ方や飼い方、観察の仕方についてのコーナーも設けるなど、生き物を身近に感じてもらえる企画展です。 開催は8月6日(土)~8月28日(日)です。くわしくは、かみね動物園公式ホームページをご覧ください。
写真提供:日立市かみね動物園
日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。