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今回、お話をうかがったのは、国連環境計画の本多俊一さんです。世界中の廃棄物の問題を解決するための活動をしている本多さんに、私たちにできることなどをお聞きしました。
今月のテーマ:地球に優しいごみの捨て方を考えよう
地球環境の問題を解決するために、毎日できることから少しずつ、地球に優しいアクションを始めてほしい。
国連環境計画(UNEP) 本多 俊一さん
2008年より環境省にて国際的な廃棄物管理・条約の実施を担当。2015年より国連環境計画のプログラムオフィサーとして、世界各国の廃棄物管理の支援業務を実施している。
世界の環境問題を解決するために
国連環境計画(UNEP)は環境問題を解決するために、1972年につくられました。本部はケニアのナイロビにあり、約850名の職員が世界43カ国で働いています。
「大阪にあるUNEPの国際環境技術センターは、廃棄物担当部署として、廃棄物に関する世界的な問題に対して、世界中の政府の人や専門家といっしょにいろいろなプロジェクト活動を行っています」と本多さんは教えてくれました。
地球を守るアクションをしよう!
主に、アジアやアフリカの廃棄物管理支援を行っている本多さんはこう付け加えます。「世界の多くの国では、廃棄物がそのまま埋立処分場に捨てられ、その一部は野焼きされています。その中には、リサイクルできる物も多く混ざっていますし、廃棄物のまちがった処理は、大気や土壌、地下水の汚染を引き起こし、最終的には健康被害も発生させています。人間が自ら、身の回りの環境汚染や健康被害を引き起こしているのです。
毎日の生活で何か環境に優しいアクションをすることが、地球環境の問題解決につながります。ごみの分別、特に徹底した資源ごみの分別を行うことで、より多くの資源がリサイクルされます。みなさんも今日からできる地球を守るアクションを始めましょう!」
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。