【福岡市動物園だより】しま模様にかくされた特別な役割「グラントシマウマ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
福岡
動物園だより
2022.07.11

【福岡市動物園だより】しま模様にかくされた特別な役割「グラントシマウマ」

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グラントシマウマ

学名:Equus burchellii boehmi
奇蹄目 ウマ科
生息地:アフリカ東部、南部の草原やサバンナ

福岡市動物園のミズキ(メス、写真上)とカミリ(オス、写真下)。グラントシマウマのオスは、シマウマの中では小さく、メスと同じぐらいの大きさです。

しま模様の役割はハエを追うため?

シマウマはウマの仲間ですが、特にロバに近い動物です。グレビーシマウマとヤマシマウマは絶滅のおそれがある種としてレッドリストに記載されています。白色と黒色のしま模様は、シマウマの種類によって異なり、しまが細かいもの、太くしっかりしているものなどさまざまです。

シマウマのしま模様はどんな役割があるでしょう。実は明確になっていないというのが答えですが、一番有力な説はハエ対策といわれています。アフリカにはツェツェバエという睡眠病の原因となるハエが生息していますが、ハエは無地よりもしま模様にとまりづらい性質があるのです。

種類によって異なるしま模様

大きな音が苦手 静かに見てね!

福岡市動物園には、サバンナシマウマの仲間のグラントシマウマが2頭暮らしています。グラントシマウマはサバンナシマウマの仲間で一番小さい種類です。

また、シマウマは非常に警戒心が強く、大きな音を出してしまうと遠くで悲しげな表情をして固まってしまうので、おどろかせないように気を付けています。

走ったりせず、静かに見ているとシマウマの方から近づいて来てくれることがあります。また、根気強く観察していると砂遊びをしている姿や陽気に小走りしている姿も見られるので、ぜひシマウマ舎の前で立ち止まってみてください。

サバンナシマウマの仲間で一番小さい

ふくおかニュース

アラビアオリックスの名前決まる

昨年6月29日(火)に生まれたアラビアオリックスの子どもの名前投票を行い、「アミール」に決まりました! 1才目前の6月26日(日)に発表をして、来園者の方に誕生日のお祝いもしてもらいました。オリックスはウシ科の動物で、福岡市動物園では4頭が生活しています。


写真提供:福岡市動物園

福岡市動物園
〒810-0037 福岡市中央区南公園1-1
TEL 092-531-1968
https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/

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