【日立市かみね動物園だより】樹木の上で暮らす「ボリビアリスザル」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
栃木
動物園だより
2022.06.13

【日立市かみね動物園だより】樹木の上で暮らす「ボリビアリスザル」

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ボリビアリスザル

学名:Saimiri boliviensis
霊長目 オマキザル科
生息地:ボリビア、ブラジル、ペルーなどアマゾン川上流域

群れを作るボリビアリスザルは、鳴き声を使い分ける意思を伝えます。かみね動物園では、リスザル特有の高めの鳴き声がよく聞こえます。

葉っぱや土の中にいる虫が大好物

ボリビアリスザルは雑食性ですが、特に虫を好んで食べます。体重が約700g〜1kgと小さな体のリスザルにとって、虫は少量で多くのエネルギーを吸収できる、最適な食べ物です。野生のリスザルは、葉っぱの裏にいる小さな虫を食べることが多いのですが、バッタなど大きめの虫をつかまえて食べることもあります。

かみね動物園の8頭のリスザルも虫が大好きです。葉っぱや土の中にいる虫はもちろん、秋には飛んでいるトンボをつかまえて食べることも。見た目のかわいさとは違った、野生の一面を見ることができます。


土をほって虫を探しています

長いしっぽをうまく使い樹木の上で暮らす

ボリビアリスザルは、樹上性の動物です。野生では木の上で暮らし、地面に降りることはほとんどありません。樹木の上では、長いしっぽでバランスをとりながら、素早く移動します。かみね動物園のリスザルも、基本的には樹木の上を移動しますが、ときには地面に降りてくることも。天敵におそわれる心配がないので、土をほったり、日の当たる場所で昼寝をしたりと、野生のリスザルとは一味ちがう姿を観察できます。

リスザルが暮らす「リスザルの島」は、人が中に入ることのできるウォークスルーです。人を気にせず、足元をウロウロするリスザルもいます。活発に動き回ったり、じゃれ合ったりしながら、自由に過ごす姿を、間近で観察してみてください。


バランスを取りながらえさ探し

日立市かみね動物園ニュース

七夕イベント

7月7日の七夕にちなんで、七夕イベントを行います。動物たちの願いをかなえようと、ササなどの好きそうなえさを飼育員がプレゼント。動物たちの反応を、みなさんといっしょに観察します。

開催は、7月3日(日)です。くわしくは、かみね動物園公式ホームページをご覧ください。


写真提供:日立市かみね動物園

日立市かみね動物園
茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
TEL:0294-22-5586
https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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