【城山動物園だより】ギネス記録にのっている最も長生きしたカメ「アルダブラゾウガメ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
動物園だより
2022.06.13

【城山動物園だより】ギネス記録にのっている最も長生きしたカメ「アルダブラゾウガメ」

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アルダブラゾウガメ

学名:Aldabrachelys gigantea
カメ目 リクガメ科
生息地:インド洋のセイシェル諸島のアルダブラ環礁

特徴:大きなこうらを持っており、100cmをこえるものもいます。ガラパゴスゾウガメと共に代表的な2種類のゾウガメの内の1種。

ギネス記録にのっている最も長生きしたカメ

黒いヘルメットのような形のこうらとゾウのようなはだの色が特徴のアルダブラゾウガメ。こうらの長さは120㎝、体重は150~250㎏にもなります。アルダブラゾウガメは、インド洋にあるセイシェル共和国という国の諸島のうち、サンゴからできたアルダブラ環礁にすんでいます。

とても暑い場所なので、朝夕に活動し、昼間は木陰で休んでいます。鼻の形が水を飲めるようなつくりになっていて、鼻から効率良く水を飲むことができます。 「鶴は千年、亀は万年」ということわざがありますが、さすがに1万才まで生きた(確認できた)カメはいません。

しかし、ギネス記録にのっているカメはこのアルダブラゾウガメで、今年190才をむかえ、現在も記録を更新中です。 こんなに大きくて強そうなゾウガメですが、人間によって絶滅の危機におちいった時期もありました。今は大切に保護されています。


食事中のアルダブラゾウガメ

信州産のリンゴが 大好きなアップル

城山動物園ではメスのアルダブラゾウガメを飼っています。名前は「アップル」。のんびりマイペースで、あまり人見知りをしません。今年31才で、こうらの長さは80㎝、体重は90㎏とまだまだカメにとっては育ち盛りです。好きな食べ物は名前の通りリンゴ。おいしい信州のリンゴを食べて大きく育ってほしいものです。


大好きなリンゴにかじりつくアップル

じょうやまニュース

企画展「ミニミニかめ展」 開催中!

城山動物園の近くにある善光寺大勧進の放生池は、カメ池として有名です。現在、城山動物園では、この放生池でなじみ深い「カメ」についての企画展「ミニミニかめ展」を開催中。放生池についての解説や池の水をぬいたときに見つかったカメの話などを、世界のカメたちといっしょに展示しています。


写真提供:城山動物園

長野市城山動物園
〒380-0802 長野市上松2-1-19
TEL 026-233-0586
https://www.johyama.com/

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