【野毛山動物園だより】サギなのにトキの仲間! ユニークなクチバシが特徴のクロツラヘラサギは見た目繁殖期に見た目が変わる!?|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
横浜
動物園だより
2022.06.06

【野毛山動物園だより】サギなのにトキの仲間! ユニークなクチバシが特徴のクロツラヘラサギは見た目繁殖期に見た目が変わる!?

目次 [非表示]

クロツラヘラサギ

学名:Platalea minor
ペリカン目 トキ科
生息地:東アジアの河口付近や干潟など

クロツラヘラサギはクロツラヘラトキ?

クロツラヘラサギ。漢字で書くと黒面箆鷺と書きます。「黒い」「面(顔)を」した「ヘラ」状のクチバシをもつ「サギ」です。でもこの鳥はサギの仲間ではなく、トキの仲間という少しややこしい名前です。動物の名前は調べてみるとおもしろいので、気になる方はぜひ調べてみてください。

ユニークなクチバシが特徴の鳥

しゃもじみたいなクチバシを持つこの鳥。クロツラヘラサギです。なぜこのような形のクチバシをしているのでしょうか。クチバシといえばとがっているイメージですが、この鳥のクチバシはとがっていません。とがっているというより、むしろ先が丸いです。

鳥のクチバシの形は種類によってさまざまで、それぞれえさが食べやすいような形をしています。クロツラヘラサギはえさを探すときに、少し開いた状態のクチバシを水の中に入れて左右にふり、クチバシに当たった魚やエビ、カニや貝、昆虫を食べています。クチバシもいろいろあるんですね。 「でも、こんなクチバシでどうやって羽づくろいするの?」と思った方、ぜひ野毛山動物園へ見に来てください!

しゃもじみたいなクチバシ

繁殖期で見た目が変わる?

鳥の中には繁殖期になると見た目が変わる種もおり、クロツラヘラサギもその一種です。1枚目と2枚目はどこがちがうでしょうか? 春から夏にかけての繁殖期である2枚目は、頭のところの羽がのびていたり、首回りの羽の色が金色になっていたりします。1枚目と2枚目ではちがう鳥みたいですね!

1枚目:繁殖期でないときのクロツラヘラサギ

2枚目:繁殖期のクロツラヘラサギ

 

のげやまニュース

※昨年の様子

「のげやま七夕かざり」を見に行こう

野毛山動物園では、七夕に合わせて、6月29日(水)~7月7日(木)まで、なかよし広場「ねずみワールド」と市電内で七夕かざりが見られます。動物園で働く職員の願いごとも見られるかも!? ぜひ見に来てね。


写真提供:野毛山動物園

野毛山動物園【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】
〒220-0032 横浜市西区老松町63-10
TEL 045-231-1307
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/

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